428 〜封鎖された渋谷で〜
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428 封鎖された渋谷で
『428 封鎖された渋谷で』は、東京・渋谷を舞台に、1つの女子大生誘拐事件を軸としてさまざまな人物の運命がスクランブルする新感覚サウンドノベルゲームです。 本作には、5人の主人公それぞれの時間軸が存在し、シナリオを読み進めていく途中で赤色で表示された文字列を選択すると別の主人公の特定時間へ「ジャンプ」することができます。各主人公のシナリオに出現する選択肢は、他の主人公のシナリオに影響する場合があるため、自動生成される「タイムチャート」で進行状況を把握しながら連鎖を積み重ねていくことが、謎を解くカギとなっています。本編以外には、『Fate/stay night』で人気の「TYPE-MOON」によるボーナスシナリオを収録。これは、実写で描かれた本編とは異なり、全編アニメパートとなっています。 【ストーリー】 200X年某日、渋谷で誘拐事件発生-。 世界を震撼させる大事件は、ひとつの誘拐事件からはじまった。 「刑事」「元チーマーの青年」「ウィルス研究者」「熱血敏腕フリーライター」「ネコの着ぐるみ」・・・。 無関係に思えた人々の運命が交差した時、事件は想像のつかない展開をみせる。 極限状態に陥った渋谷で、人々は、そしてあなたは、いくつもの選択を迫られる。 封鎖された渋谷で人々が目にするものは?
寝させてくれない作品
他のレビュアーさんも書かれてましたが、始めたら寝られません。続きが気になって気になって仕方がない!! 前作「街」とほとんどシステムは変わりませんが、「ジャンプ」や「キープアウト」等、シリーズorゲーム初心者にとってはわかりやすい用語&操作に代わっていていいですね。 良かった点 ・メインテーマがとにかくかっこいい。 ・次回予告もかっこいい。 ・全員が一つの物語に繋がっていく収束感は素晴らしい。 ・いくつものどんでん返しには驚かされた。 ・「END」「KEEPOUT」「TOBECONTINUED」の演出が場合によって違ったりしてスタイリッシュ。 ・ムービーがたまに入るのも非常に効果的。 ・「街」ネタが予想より多く盛り込まれていて、とても嬉しかった。 ・全く出ないと思っていた「金八先生」ネタも入っていて、これもかなり嬉しかった。 ・アニメシナリオは始めとっつくにくいですが、読み進めるにつれて好感を覚えました。特にキャスティングについては「金八」ファンならニヤリとしてしまうキャスティングになっています。 ・特典のDVDも見ごたえがあって良かった。俳優の素顔を知ることもできるし、未公開声つきムービー等もあってファンにはたまらない。 ただの写真撮影に終わっていない428を、キャストが愛した428を知ることが出来てとても良かったです。 いまいちな点 ・BADENDリストは番号順に並べ替えられるソートが欲しかった。 ・タイムチャートから主人公選択画面に戻るボタンが見つからないんですが、ないんでしょうか。 クリア後にどこか読み直しをしてしまうと、エンディングをもう一回見ないと選択画面に戻れず、隠しシナリオの主人公選択が出来なくて非常に困りました。 (もし戻る方法があったらすみません。) ・BADやKEEPOUTで止まったとき、タイムエリア内に未プレイの主人公がいた場合、自動的に主人公選択画面に戻るのがちょっともどかしかった。タイムチャートに戻るボタンも欲しい。 ・7人がほとんどバラバラに動いた「街」と比べた場合、収束感が逆にものたりなく感じる人もいるかも。 「街」は渋谷を交差するゲームで、「428」は渋谷に集うゲーム。そう考えるとどちらも非常に楽しめると思います。 ・後半に行くに連れてBADENDが減っていってちょっと寂しかった。はちゃめちゃなBADEND(面白い意味で)が数少ないのでもっと欲しかったかな。 長くなりましたが、とにかく良ゲームです。 迷っている方がいたら絶対買うべき。損はしません。 ぜひシリーズ化して欲しい作品です。(実写サウンドノベルという枠組みでいいので。)
至極のサウンドノベル、十年に一度の名作!
一言でいえば、すごく面白いゲームだ。 プレイヤーは複数の主人公を操り、複雑に絡み合うストーリーの謎を解き明かしつつ、最終的な結末まで彼らを導いていく。 システムを理解するまでは小難しそうなイメージがあったが、初心者ガイド要素も分かりやすく、誰でもすぐに理解する事が出来るだろう。 頻出する専門用語も「ジャンプ」や「タイムチャート」など、名前からしてすぐにピンとくるモノばかり。私にできるかどうか……、などと迷う必要はこれっぽっちもない。 基本的にノベル形式でゲームは進行していくが、難易度は“高いといえば高い”。 なぜなら、一人の主人公だけを操ってクリアまで行く事はほぼ不可能だからである。プレイヤーが正しい選択をしない限り、他の主人公はバッドエンドへと向かっていくので、逐一すべての主人公に気を使い続けなければならない。 とはいっても、視点変更のタイミングを察知するのは至難の業で、気にしていればゲームはろくに進まない。なので、とにかく詰まるまで一人の主人公をプレイし続ける事に多くのプレイヤーがなると思う。 言い換えれば「バッドエンドを回収しながらストーリーを進める」という意味である。 これを受け入れられるかどうかによって、大きく評価が変わってくる事だろう。 しかし、バッドエンドと言ってもどれもかもが悲惨で鬱になるモノばかりではない。思わず心が和んでしまったり、先の展開が気になってしまい、外伝として楽しみたくなってしまうような魅力的な話が多い。なので、見るからに地雷という選択肢が登場すると、ついついそちらを選んでしまい「ああ、やっぱりバッドだ」なんて感じつつも嬉しくなってしまったりする。 私個人はそれがすごくツボで、本編よりもそちらを追いかけたくなるほどだった。 肝心の内容も、秀逸と言うしかない出来だった。 主人公一人一人の選択肢がどんな影響を及ぼすのか、それが良い意味でまったく予想できない。おまけにストーリー自体も謎だらけ、その謎がまた壮大さを匂わせるから憎い。プレイヤーは時間を忘れて先へ進みたい衝動へ駆られるばかりだ。 中でも終盤からクライマックスにかけての追い込みは、どの主人公も鬼気迫る感がある。次第に集結する主人公たちがどんな結末を描き出すのか、ここまで来ると、三大欲さえ忘れて没頭してしまう危険な魅力さえ有している。 サウンドノベルだけあり、その演出も上手い。 前述した謎が少しずつ明かされていく様を、文字どおりに効果的な効果音で彩り、役者たちも表現力豊かな表情で感情を煽りたてる。(あの懸賞生活で時の人となった“なすび”も登場する。ファンにはたまらない要素の一つ) BGMも耳に残るモノばかりだ。本編クリアを待たずしてサントラを買ってしまったのは、このゲームが初めてである。 やはり高評価を受ける作品は、話自体だけでなく、その他の要素においても優れているのだと再認識した。ロードも短く、待たされる感覚に陥る事はない。 サウンドノベルの最高峰……そんな形容がこれほど似合う作品は、おそらく今後十年は出てこないだろう。 あえて減点するとすれば、主題歌を歌う上木彩矢のしつこい宣伝や、時折見せる主人公たちの緊張感の無さである。が、星を減らすまでには至らないと結論付け、初めての満点評価をすると決めた。 「428」 wiiを持っている方もそうでない方にも、ぜひオススメしたい作品である。
面白かった!
一応の前作に当たる「街」はプレイしてなかったのですが、全く問題ないです。 たまぁーにTIPSで出てくるくらいでした。 ファミ通で40点満点を獲得し、鳴り物入りで販売されたのですが、蓋を開けてみればファミ通編集長が特別出演しているというね…w そりゃー得点も甘くなりますわ…。 たしか、ファミ通で40点取った作品の中で唯一(当時)ミリオン達成できなかったのかな?今は満点でまくってますがw ファミ通批判になりましたが、428はノベルゲーでありながら、背景は実写を使っています。そしてめちゃくちゃ面白いです。 24のように、1時間ごとに物語が進んでいき、各時間ごとに区切られるのですが、その区切り方が非常にうまく、 次を読みたいという気持ちになってしまいます。いつのまにか睡眠時間がなくなっていくといった具合ですw オチも悪くないと思います。 PS3版やPSP版はプレイしてないのでわからないですが、ノベルゲーはリラックスしながら出来るのが良いと思うので、個人的にはPSP版かWii版をお勧めします。 というか、Wiiのリモコン式コントローラーはつかいにくく、正直Wiiという機種に嫌気がさしていたのですが、ノベルゲーについてはWiiのリモコンは最高の操作性でした。画面も綺麗ですので、個人的にはWii版を強くお勧めします。 428がもっと売れて、もっとWiiにノベルゲーが出てくれればWiiも任天堂ゲーム以外で盛り上がれたのかもしれないのですが…。
「クロスワード・ドラマ。」
『「渋谷」というフレームの中で「五人のドラマ」が「クロスワード」する面白さ』。 「今作の面白さの根源を言葉にせよ」と言われたら、私はこの言葉を選びたい。 「クロスワード」という普遍的なパズル要素が今作の背骨ではなかろうか。 「1の答」が「2の問」の解法に繋がり、「1、2の答」は「3の問」の解法に繋がる。 全ての問と答は連鎖して繋がり、プレーヤーの前に巨大な「クロスワード・ドラマ」として立ちはだかる。 その答を一つ、一つ、ボックスに埋めて行き、巨大なクロスワードを完成させていく解消感が実に気持ち良い。 尚且つ、この巨大なクロスワードは「ピクロス」のように「ことの全体像」を朧げながら見せ始める。 一見、別々の「個のドラマ」を歩くワード達が、いつしか「一点の排水口」に流れを一つにして吸い込まれて行くのは爽快感がある。 前作は「大きな紙面に巨大なクロスワード」という「難解さ」が漂っていたが、今作はページ数を増やして紙面を小さくし「個別のクロスワード」の積み重ねで「巨大なクロスワード」になる、という仕様なので「とっつきやすさ」は格段に上昇している。 「クロスワード手法」と「サスペンス」の相性が抜群に良いのも特筆すべき点でもある。 結論として「クロスワードやピクロスが好きな人」、「論理的思考の人」、そして「サスペンスドラマが好きな人」には強烈にオススメしたい作品です。 逆に「かまいたちの夜」に代表される「想像力を働かせて背筋を凍らせたい」という嗜好の方にはオススメできない。 同ジャンルではあるがベクトルが異なる作品なので要注意。
感動に震えました。
ゲームという括りだけではなくてエンターテイメントの一つの大きな括りとして素晴らしいと感動しました。ゲームとはまた違ういいドラマや映画を見た後の気持ちに近い感情というんでしょうか。428はきっとプレイされた方の多くが泣いたり笑ったり感情を揺さぶられる魅力を持ったゲームだと思います。 ストーリーも複雑に絡みながらもわかりやすくしっかりと話の軸をぶれさせることなく色々な主人公や登場人物の個性を生かし凄く纏まっていました。また冒頭から始まる謎や伏線がいくつも重なり合い中盤から終盤にかけてひもが解けていく感覚は非常に気持ち良くどんでん返しやスリルのある展開に終始飽きることはなく釘付けでした。 某雑誌ではこのゲームを満点評価していましたがこの作品に関しては私も同じように満点の評価をします。不安、焦り、喜び、笑い、怒り、愛情、嫉妬、友情…人間の持つ感情が428の中にはこれでもかと詰めこめられています。 このゲームはクリアしたらすぐ中古に売りに出すつもりでしたが辞めました。 またプレイしたい、自分の手元に取っておきたいとそう思わせるものが428にはあります。 是非428はゲームファンだけでなく多くの人に楽しんでもらいたい、そしてそれだけの価値のあるゲームだと私は思います。
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2023-03-20 22:17:うさぎさんによって、参考画像が変更されました。
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