ありす in Cyberland
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💡 アマゾンでのレビュー
ありす イン サイバーランド
『ありす イン サイバーランド』は、人公の水無月ありすとその仲間達が架空の世界「サイバーランド」を守るために戦うアドベンチャーゲームです。 プレイヤーは、主人公のありす、友人の麗奈、樹莉の3人を操作してサイバーランドにダイブし、悪用しようとする者の手からサイバーランドを守るのが目的となります。
ネット時代の先見の明
アドベンチャー・ゲームとしての評価ということでは星3つ、というくらいが妥当な線かもしれません。 しかしその「来るべきネット空間」のお話自体を味わいつつプレイしてゆければ星4つ、ドラマCDなどのサイドストーリーを聴いて再プレイすれば星5つの味わいがあります。 3人の女子中学生が近未来のインターネット空間(ここではサイバーランド)を、意識を乗せた「ネット・ダイバー」として動き回り、巨大ドラゴンと化したウイルスや悪者ネット・ダイバーを退治するお話。 千葉麗子さんが参画していたり、メディアミックスされていたことで、当時流行のギャルゲー視するのも間違いではありませんが、1990年代半ばにこれほど今日のネット社会を具現化していたスタッフたちに驚かされます。 昨今のオンラインRPGを見たとき「これ!ありすイン・サイバーランドのネットダイバーじゃん!」と膝を叩いたこともありました。 ドラマCDではサイバーランドとそこで生きる人々との関りや、ありす達3人の過去の話などが掘り下げられていてネット社会の弊害と、自由だからこそ大切にしたいネット空間の素晴らしさが語られていて今日見据えていたかのようなお話です。 だからこそ、ありすの言う「サイバーランド(インターネット)は私達のすてきな遊び場」という言葉にキュンときます。 世の中に新しい世界が開ける以前に、その世界を予見しドラマを考え作品にする・・・、ジュール・ヴェルヌが書いたSF小説や手塚治虫が描いた「アトム大使」等の漫画が、ここではゲームという今日のメディアを得て作品となり得た・・・、と書いたら大げさでしょうか。 漫画家・キャラクターデザイナーとしても今日考えられる最良の絵師、森山大輔さんの絵が得られたことも幸いでした。 今ではグラムスもなく、ソフトやドラマCDも中古でしか買えませんが是非ソフトとCDドラマ一緒に楽しんでください。
思ったよりは良い
クリアまでは4時間。お手軽なアドベンチャー。 良い点 ・キャラクターが魅力的。ただ中学生という設定に違和感。高校生くらいかと思った。 ・クリアまでは短いが、ストーリーは面白い。 ・戦闘が簡単。簡単というのは賛否あると思うが、ストーリー重視なのでこのくらいで良い。 ・オープニングが曲、映像ともに良い。 悪い点 ・前にも書いてるが、じっくり進めても4時間くらいで終わってしまうのでボリュームがないこと。 総評 あまり期待せずにプレイ吸えばそこそこ楽しめりと思う。 DVD化されてないからここに書くが、OVAは蛇足といってもいい出来で、見なくても特に問題はない。
声優ブームに便乗した、お手軽“ギャルベンチャー”
“電脳アイドル”チバレイこと千葉麗子による家庭用ゲーム初のプロデュース作品という曰く付きのギャルゲーです(ちなみにグラムスは既に倒産)。キャラクターデザインは漫画『クロノクルセイド』の森山大輔氏。 このゲームの発売当時は第3次声優ブーム真っ只中で、その影響か、さほど重要でもない登場人物にも、氷上恭子や丹下桜など発売当時アイドル同然だった声優を多数起用しています。 プレイ時間は、じっくり進めてもたった4時間半。1話完結型のアドベンチャーゲームで、会話での選択肢によるストーリーの分岐はなく(例外として、おまけシナリオは付きますが)、一本道です。 戦闘シーン(なぜかフルポリゴン)はジャンケンの要領で行われます。プレイヤーキャラであるありす・麗奈。??樹莉のパワーアップのパターンも一本道です。 サウンドモードは、ゲーム本編では使用されなかったお蔵入りのトラックまで聴けます(ほとんどアイキャッチ程の短い曲ばかりですが)。 ミニゲームでは、ありす、麗奈、樹莉の着せ替えや、2頭身にデフォルメされた彼女たちが歌って踊るカラオケは、突き抜けた感があり面白いとは思いました。但し「ドカバキじゃんけん」は、すぐ飽きる子供だましです。
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