シューティングゲームと言うよりシュミレーションゲームでシューティングゲームが苦手な人にも楽しめるゲームです。 シナリオが進むとガンダムのタイプも増えます。

レーダーを見ながら敵のアイコンをレーダー正面中央の照準に合わせボタンを押すと攻撃可能になるというリアルタイムストラテジー的なゲーム。 グズグズしているとすぐに敵から攻撃されます。しかもこちらが1体なのに対し敵は基本的に複数ですから必然的に立ち回りとしてダメージを受けないように常に敵をレーダー外に押し出して各個撃破する必要があります。 チョイ小技的なものとして敵アイコンをレーダー下にまとめて更に下げ続ける(つまりキー操作は上にして逃げ続ける形)と敵アイコンがなぜかぐるっと一周回って上方に移動します。(バックを取ったという演出なのかもしれない) 後は煮るなり焼くなり遠距離からいたぶるなり急接近して勝負を賭けるなり自由です。しかしこの戦術の弱点は推進剤をかなり消費するということです。 なお攻撃方法には遠・中・近距離にそれぞれ適した武器があります。バルカンやビームサーベルは近距離、ビームライフルは中距離、ヴェスバーやバズーカは遠距離といった具合。距離は敵のグラフィックの大きさで判断できるでしょう。 シナリオとしては急遽F91のテストパイロットになった青年が主人公。テストをしながら機体を届けるというコンプライアンス的には問題ありそうだけど戦争中だからしょうがないでしょ的ノリで突っ走ります。影のあるベテランパイロットやおネェ系メカニックとか登場人物もアクが濃いです。

テストパイロットの主人公が、オールズモビルという組織との戦いに巻き込まれていくという物語です。敵はザクやドムなどのおなじみのMSのリファイン版で戦いを挑んできます。ゲームシステムは一言で言うと、テクモのキャプテン翼のシステムに非常に良く似てます。物語序盤はSEEDのストライクの原案になったと言われているF90を使用し、戦局によって武装を変更して母艦を護衛しながら戦っていきます。F90の運用の仕方によって後半乗り換えるF91の性能パラメーターが若干変わってくるのですが、特別有利になったり不利になったりはしません。プレイした方なら感じてくれると思うのですが、当たり所が良いと一撃でMSを仕留めたり、複数惹きつけて武器を発射すると貫通して3機同時に落す事があったりと、なんとも言えない爽快感が有ります。発売当初は完全な外伝として創られた物語ですが、そこはフトコロの広いガンダムワールド、時代の流れと共に正史のような扱いをされており、PSのジージェネFにはオールズモビルのMSもいくつか登場しています。 -ちょこっと攻略情報- スタート時の母艦の配置は毎回ランダムで変わります。MAPの端か隅に母艦が配置されると護りやすいので、母艦が落されてゲームオーバーになることが多い人は、何度もリスタートしてやり直すと良いと思います。

F91を題材にしたシミュレーションゲームです。 いろいろなパーツの組み換えにより様々なフォ-ミュラシリーズの顔が見れるのはガンダムファンなら思わずニヤリです。 戦闘に関しては選んだ武器の威力によりダメージを与えていくのですが、当たり所システムと言うか運が良いと一撃、かすっていても直撃させないと撃沈できないなどちょっと気になる点はあるます。 ですが、スーファミ用のゲームとしてはグラフィックのクオリティがとても高い一品だと感じました。 ガンダムファンには一度は手にとって欲しい一品です。