球界道中記
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💡 アマゾンでのレビュー
我らがたろすけどこへ行く
『球界道中記』は『妖怪道中記』のキャラクターを使用した野球ゲームになります。 そんな訳なので一応スピンオフという事になりますが、原作との繋がりは希薄なので、全く知らなくても問題はありません。 比較対象はファミスタであり、基本的なゲームデザインはこれを踏襲していますがプレイ感・・・つまり狭義のゲーム性は多少相違点があり、 ファミスタが主にコースで勝負するのに対し、本作は緩急がクローズアップされています。 ストレートは加速し、チェンジアップは減速するのでタイミングの取り方は技術を要するようになりました。 その他、ステージも砂漠や船上があり、より現実離れしたのが特徴になります。 しかしながら、全体的にはファミスタの亜流といった形に留まっており発売された1991年という時期を合わせて鑑みると傑作と呼ぶには抵抗があります。 とはいえ、メガドライブの野球ゲームは手薄であり選択肢がこれしかないというのが本作の存在価値を高めているのでしょうね。
イロモノ野球と思うなかれ
ファミスタのシステムを踏襲してはいるものの、選手の造形がみんな『たろすけ』(今の若い人は知っているのか?)で、ある意味シュールな野球ゲームだ。わりと打高投低と批判されることも多いらしいが、プレイヤーがヘタレチームを選び、強豪チームを抑えこむ展開になると、俄然ストイックな戦いになり白熱する。 球場も芝、土のみならず、両翼が極端にせまい客船の甲板上では本塁打合戦になること必至。やたらと野手が足をとられ、球の弾まない砂漠の球場、逆にスーパーボールそこのけに球が弾むうえ、ツルツル滑ってまともな守備ができない氷上球場は、もはやお笑いの世界だ。(そのくせ、CPはまともな守備をしてズッコイんだけど) とはいえ、ただのイロモノ野球と思うなかれ。野手が助走してから送球すると速い球を投げることができたり、外野から内野への中継ができるのが、当時の野球ゲームでは地味ながら画期的だった。 投球の際、先に捕手の位置を決め、次に投球するのだが、あらかじめ右下などと先行入力しておくと、例えが悪いが、往年の中日のエースだった今中慎二みたいな大カーブを投げることができ、それで打者を三振にしとめると気持ちよかったり。 僕はもっぱらCPと対戦ばかりしたが、充分手に汗握る攻防を楽しめたものだ。最終回までこちらが勝っており、次の回を抑えれば試合終了って時に、なぜかガツン!と一発やられたことが多かったのは、はたして気のせいで済まされるだろうか? きっとCPめ、最終回に倍増の力を発揮できる仕様だったにちがいない。 だけど、古い世代のプロ野球解説者(つまり張本さんとか)がよく言う、『勝負はゲタを履くまでわからない』をまさに教えてくれ、野球のおもしろさ反面、油断すると手痛いしっぺ返しを食らう恐ろしさを見せつけてくれた。まさに野球は人生の縮図よのう……
メガドラ版のファミスタみたい
キャラがすべてナムコの妖怪道中記の主人公たろすけです。 ゲームのスタイルはファミスタみたいで球の高低がなく左右とタイミングで打ちます。もちろんフォークボールはあります。 球場がユニークで普通のグラウンド以外に滑りまくる南極やら、両翼が異様に狭い船の上やら、足が激遅の砂漠などもあり結構楽しめます。 その他ダッシュ投げといって投げる方向に走ってから投げるとちょっと肩がよくなります。 育成などはなくゲームの保存もパスワードです。 チームは日本のリーグとアメリカのリーグがあって実名ではありません。(顔がたろすけだからこっちの方がいい!?) ナムコスターズは残念ながらいませんが、あることをするとやたらパワーのある神様チームがでました。 パワプロとはまた違うおもしろさがあります。
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