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タクティクスオウガ

91位

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プレイステーション(PS)用のゲームソフト。
1997年9月25日に、アートディンクから発売。
ジャンルは、ロールプレイング・ゲーム(RPG)。

カテゴリ:ゲーム
タグ:プレイステーションRPGレトロゲームPSロープレ
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💡 アマゾンでのレビュー

★★★★★

不朽の名作内でも最高峰

重厚なシナリオ、名曲揃いの音楽、切ない運命のキャラ設定、細かいドット演出。 そしてバツグンの難易度、システムとこれを越えるSRPGに未だに出会えません。 シナリオは3 ルートありますが、それぞれの正義があり、全てのルートが正解なのです。 プレイヤーに訴えかけるシナリオは重厚で、悲しく、ただの英雄單で終わりません。 人間の醜いところをしっかりと確認させられ選択させられるゲームです。 言うまでもなく不朽の名作ですが、しいて言えば某迷宮等でレア装備品や全体攻撃出来る魔法を獲得した後の展開が楽になりすぎる点が惜しかった所ですが、徹底的にリアリティを追求したこの大傑作を是非一度プレイして欲しく思います。 全てにおいて神懸っている!

★★★★★

私はリメイクすることを熱望する

日本ゲーム史上最高の完成度を誇るSRPGである。文句の付けようがない。マルチシナリオシステム、重厚なストーリー、そして「適度に難しい」という難易度。完璧である。おそらくSRPGの製作者はこの作品とどのように向き合うかが問われ続けるのだろう。 それはPS版やSFC版が入手困難であることからも明らかだろう。いい加減、そろそろリメイクしませんか? ちなみに難易度であるが、カオスルートを攻略本なしで攻略した身(というか、私は基本的に1回目では攻略本に一切頼らない)としては難しいという人の気持ちが分からない。個人的には絶妙なバランスだと思います。 まあ、無しで攻略できない人(とりあえずエンディングまでたどり着けない)はシミュレーションゲームの経験が浅いと思われる。そういう人には「信長の野望・三国志・ファイアーエムブレムあたりをやりこんでユニットの動かし方とかを経験で学んどけ」と言いたいのだが、それはまあ仕方の無いことなのでおとなしく攻略本をお勧めする。やっぱ、中級者以上向け、なのかなぁ。

★★★★★

ゲームを通して民族紛争を考える

SFCのSRPG『タクティクスオウガ』の移植版です。 追加要素はないようで、この点は残念だと思わずにいられません。 でもPSへの移植により、SFC版に比してセーブがしやすくなっています。 御蔭で戦闘開始時、戦闘中は言わずもがな、100連戦を強いられる隠しダンジョンでもセーブできます。 まとまった時間が取れない人にとって、ありがたい改善点です。 背景とキャラのグラフィックはSFC版と全く変わっていませんが、いかにもゲームらしい、そしてゲームでしか出せない、独特の温かみや可愛らしさがあります。(でもキャラが二頭身だからといって馬鹿にするなかれ、動きは意外と細かいのです。) キャラデザには全く癖が無く、良い意味で大人びています。 音楽は各場面で効果的に使用されています。 覚えやすいものばかりですし、曲単体としての出来も評価できます。 戦闘マップには高さの概念、敵味方を問わずに行動の順番が決まるウェイトターン制が導入され、臨場感が出ています。 プレイヤーも緊張感を常に保たねばならず、戦術を練る楽しさも増します。 難易度は決して理不尽ではなく、独自性も強いです。 この意味でゲーム性は抜群です。 ……この作品最大の魅力は、何といってもストーリーです。 民族紛争をテーマとしたストーリーは、先が読めず、最後までプレイヤーを退屈させません。 一切理想化されていない人間臭い登場人物は、敵であれ味方あれ、皆、自分なりの思想や信念を語ります。 そこには絶対善・絶対悪は存在せず、ご都合主義的展開も有り得ません。 民族対立・紛争という問題の複雑さを、改めて浮き彫りにします。 今尚現実の世界でも、民族問題が戦争の火種となっています。 こんな時代だからこそ、一人でも多くの人に『タクティクスオウガ』をプレイし、民族問題や戦争について、自分なりに考えて欲しいです。 そして、この手の妥協を知らない超硬派のゲームが、もっと製作されてもいいと思います。

★★★★★

全てのSRPGよ、このゲームを超えられますか

不朽の名作ですね。タクティクス・オウガ。世界観、キャラクター、音楽、遊び心、やり込み度等々全てにおいて高いレベルで調和した完成度。 中世的な世界における民族的な紛争に巻き込まれる主人公。戦いを進めるごとに明かされる衝撃的な事実。予断を許さないストーリー展開、あ、そうでした、選択に寄ってストーリーも変化する柔軟性や面白さ。 キャラ一人の配置/戦闘ミスでチーム敗北にもなりかねないヒヤヒヤ感。 戦い続ける事やシナリオ選択によってチーム員の忠誠度が変化するシステム。 序盤のシナリオ通過後にはキャラクターのレベルアップが可能で「ランダムエンカウント」によってモンスターと戦ってレベルアップやアイテム等をゲット出来たり、極めつけは「死者の宮殿」ですね。主要キャラが死亡する事も有り、地上に戻らないとデータセーブが出来ない(このダンジョンに限り中断セーブしか無い緊張感…但しスーファミ版ね)という…。私は3回最深部に行って3回目でやっとスペシャルアイテムゲットしました。 装備アイテムも豊富で着脱はまるでデパートの試着コーナーみたいな演出、レベルアップでキャラが喜ぶ仕草等、今にすれば女性も喜ぶ(制作者側の)遊び心や可愛らしさ…欲を言えば同シリーズがもっと開発発売されてほしかった(オウガバトルは12〜13編からなり、本作はその一部にすぎないとか)事でしょうか。

★★★★★

一生に一度はこの作品に触れて頂きたい……

先にPS版のこの商品の価値を説明します。 PS版はロードが長くてイライラすると言われているが、セーブの保存をROMに頼っているSFやサターンはデータが飛び易いので、ロード時間の長さを問題視するのは無意味です。他のハードと比べて複数のメモリーカードで同じデータを複数管理できる点でPS版を一番お奨めします。このデータの保存法が一番安全で確実です。 実際私も昔、SF版のソフトで遊んでいましたが、どうしても途中でセーブデータが飛んでしまい、クリア出来ませんでした。恐らく(入ってるかは不明ですが)内臓バッテリー等の部品寿命のせいだとは思いますが、世に出回っているSF版のソフトを買うと、絶対にセーブデータの安全の安定性に個体差が生じます。物によっては起動する度にデータが飛ぶ事もあるでしょう。丁寧に扱っていたつもりの私でも、SF版は非常にデータが飛びやすかったです。それにもめげずに五回以上はやり直しましたが、どうしてもクリア前にデータが飛んでしまいます。 もう一度言いますが、ロード時間が長い云々よりも、セーブデータが飛ぶ事の方が問題かと思います。結果的に『一番時間を無駄にしている』のですから。ですのでPS版が一番プレイには向いているかと思われます。 ですがPS版について一点だけデメリットを挙げれば、サターン版には声が入っているのに、PS版には入っていない事でしょう。声の有無の好みや声優の良し悪しは置いておきますが、個人的には声優陣の熱の入った声で、熱いドラマを演じてくれているので、ある方が私は好きです。ですが声はこのゲームを楽しむ上では必ずしも重要な要素ではないでしょう。やはり中身です。 私はPS版ソフトで、ゲーム中に三つあるルートと各キャラのEDやバッドED等を見て、あらゆる事をやり込んだ上でサターン版を最後に買いました。やはりセーブの安全性が不安なので、声を楽しむためだけにゆったりとやっています。消えたら消えたで、PS版があるからいいやと諦めもつきますので。 タクティクスオウガは一面クリアするのに一時間〜二時間以上かかるステージもあるので、どう考えてもPS向きのゲームですね。この手のタイプのゲームはロード時間云々よりもデータの安全性が最優先事項ですので。 以上の事を踏まえると、初プレイ(初プレイ時にデータが飛んではやる気も失せるものですし)、長い時間を必要とするやり込みプレイの際には安全性の高いPS版をお奨めします。また、やり込んでもまだ新たにこのゲームを楽しみたい方は、更に声有りのサターン版を買う事をお奨めします。 買うお勧めの順位はPS版>サターン版>SF版です。PS版が無いからと言って、SF版買う位ならサターン版を買いましょう。今は大丈夫でも、その内データが飛び易くなります。コレクターアイテム以外としては、先ず買う必要はないでしょう。   先に商品価値の話をしたので、後はゲームの概要や感想を述べます。 初めは皆さん初心者でしょうから、初めこそこのゲームは難しく感じるでしょう。けれども何度もプレイする事で自然と中級者以上の腕を培って行けるでしょう。 初めはイベントキャラ以外のキャラが死んでもやり直したりせず、気楽にプレイする事をお奨めします。どうしても詰まったら、トレーニングでレベルを上げれば事は済みます。これがこのゲーム最大の救済措置です。これにより詰まらずにプレイする事が出来ます。 重厚なストーリーと世界観は圧巻の一言。ステージ一つ一つに配置された障害物や地形に関しても一つ一つヘルプで注釈があるなど、ストーリーもシステムもヴィジュアルも音楽もキャラクターもその他全てが非常に作り込まれています。 部隊を編成、レベルを上げ(ゲームに慣れたら必要無し)、一面クリア、部隊を編成し、レベルを上げ、一面クリアと、一つ毎のステップを頭を悩ましながらこなして行く過程は非常に楽しいです。ゲームに付き物の作業部分が楽しいのがこのゲームの売りでしょう。 もしかすればゲームのそういう部分が面倒臭くて嫌いな方もおられるかもしれませんが、それはそれ。一度やってから決めて下さい。SRPGが好きな方ならきっと楽しめるでしょう。プレイしていると一時間、二時間あっと言う間に経っている事もしばしばです。 プレイする度に新たな感動と発見があり、その都度このゲームの偉大さに驚愕します。     この作品はゲームクリエイターや作家を志す方に対しても、非常に参考になる作品かと思われます。ですので教育的価値にも五つ星を付けます。 この作品を超える作品が出れば、恐らくその作品は世に言う『神ゲー』として認定されるでしょう。最近出ているゲームはどれもこのゲーム以上に作り込まれているものが見当たりません。この作品が非常に敷居の高いボーダーとなっているのは非常に喜ばしい事です。 一消費者、一ファンとして、いずれこの作品を超える『神ゲー』の誕生を切に願います。   ――長い人生の中で、一度はこのゲームに触れ、貴方なりの真のエンディングへ辿り着いて頂きたい……

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