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プレイステーション(PS)用のゲームソフト。
1998年8月27日に、GMFから発売。
ジャンルは、ロールプレイング・ゲーム(RPG)。

カテゴリ:ゲーム
タグ:プレイステーションRPGレトロゲームPSロープレ
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💡 アマゾンでのレビュー

★★★☆☆

英雄伝説4 朱紅い雫

『英雄伝説4 朱紅い雫』は、パソコンゲームで好評を博したRPG『英雄伝説4 朱紅い雫』の移植作品となるロールプレイングゲームです。 前作「白き魔女」をもとに洗練されたシステム、ストーリー、オープンシナリオもスケールアップしています。 【ストーリー】 プレイヤーは神宝カベッサを持つ少年アヴィン。 神宝を狙う邪宗教徒と戦いながら8年前に生き別れた妹アメルを探す旅に出る。

★★★☆☆

貴重なpc98版の移植

PC98版を基準に移植しているPS版「朱紅い雫」。PC98版の美しく緻密に描き込まれたドット絵を、忠実に再現されている所は○(解像度の関係でPC98版ならではの味が少し薄れますが)。 画面の移動に関しては、60fpsに近い滑らかな動きに感動した覚えがあります。 戦闘シーンのコンバットアニメは、個人的に朱紅い雫の代名詞だと思ってます。 PC98版では可能だったアニメーションの速度が変更出来ない所は残念でした(ONとOFFのみ)。 色味に若干違いはあるものの、グラフィックはPC98版を忠実に再現してます。 次にサウンドですが、MIDIのアレンジバージョンをPS版に流用してるのかと思われます。 オススメ曲は 「希望へ続く道」 「製鉄の町〜ギア〜」 「かかってきやがれ!!」 「封印の地」 ちなみにガーデンヒルの曲は再販版になってます。 私はアヴィンの剣と魔法レベルを最大にして更に戦闘を続けた結果、戦闘でアヴィンが動かなくなってしまいました(バグ)。 あとPS版のジャケット!あのイラストは頂けない!あのイラストでは購入意欲が沸かない。PC98版の使いまわしでも良かったと思いますが…。 しかしこの移植は希少作品ですので、他機種で朱紅い雫をPLAYされた方は、PS版の違いを比べるといった楽しみがあると思います。 ゲームの出来は別として…。因に私はPC98版派です。

★★★☆☆

ファン向け、だが。

今更遊ぶ人は少なく、ファン向けのゲームなのかもしれません。 しかし日本ファルコムの歩みやRPGの手法を確認するときに引き合いに出しても良いタイトルだと思います。 本作はPC-98で発売された『英雄伝説IV 朱紅い雫』を初代プレイステーションに移植したものです。 PC-98版よりも解像度の関係で見える範囲が狭いことと、音楽がアレンジされている点に違いがあります。 それと、買う前に注意してほしいのがバグの存在です。 レベルをマックスまで上げてしまうとフリーズします。やりこみプレイする場合はご注意を。 ------------------------------------------------------------------------------- 『朱紅い雫』は2バージョンあります。 一つはPC-98版とPS版の『朱紅い雫』。通称98版・旧版。レビューしている商品はいわゆる旧版です。 もう一つはWindowsやPSPで発売された『朱紅い雫』。こちらはWin版・新版と呼んだりしますね。 どちらも同じ『朱紅い雫』ですが、システム・シナリオともに若干の違いがあります。 簡単にまとめてしまえば「フリーシナリオで攻略順序を選べる旧版」と「アドベンチャーゲームのように一方通行な新版」となるでしょうか。 シナリオについては旧版のほうが悲惨で暗めです。 旧版を発売してから数年、ファルコムはリメイクにあたる新版を出しました。 おそらく旧『朱紅い雫』が若干の調整不足だったのに加え、PC98専用だったため、新しく作り直したのでしょう。 そんな経緯のゲームですから旧版はなかなか遊ぶ機会が少ないわけで、PS版は貴重だと思います。 ------------------------------------------------------------------------------- ではゲームの内容について。 旧『朱紅い雫』は割と自由に遊べるゲームです。 というのも、まずゲーム開始早々のキャラクターメイキングで主人公の能力や魔法の種類が変化します。 そしてエンディングを見るために必要なメインシナリオの他に、クリアしてもしなくてもよいフリーシナリオが幾つも用意されています。 仲間キャラクターについても、9人いるキャラクターの中から2人のメンバーを選んで同行させることができます。 なぜこんなことになっているかというと前作『英雄伝説III 白き魔女』と差別化するためです。 前作『英雄伝説III 白き魔女』は完全な一方通行ゲームでした。 あっちいってこっちいって探検するような要素は少なく、決められたシナリオをなぞり、シナリオ通りに仲間が出たり入ったりしていました。 つまり、深い洞窟へ分け入って探検し、シナリオと仲間を自由に選ぶ旧『朱紅い雫』と正反対だったのです。 シナリオについても、明るくピクニック気分が強かった前作『英雄伝説III 白き魔女』と比べ、暗くて宗教や神がメインテーマの『朱紅い雫』は対照的です。 なおここから新『朱紅い雫』は『白き魔女』準拠のゲームであることも分かると思います。シリーズの統一性を出すためのリメイクだったのでしょう。 フリーシナリオは後年にファルコムが製作した『空の軌跡』でブレイサークエストとして復活しています。 そういうわけで旧『朱紅い雫』はファルコムの歩みを見る上で欠かせないタイトルと言えます。 しかし作り込みが足りなく未完成な部分や、不十分でピーキーな調整が混在しているのも旧『朱紅い雫』の特徴です。 登場人物の掛け合いといった科白が全体的に少なく、似たりよったりのフリーシナリオばかりで話に厚みも深みもない。 街道や洞窟はどこへ行っても同じようなマップチップの連続で、明らかに手を抜き。 ゲームバランスについては、序盤役立たずの黒魔法が中盤以降猛威をふるったり、精霊魔法が魔力特化主人公以外役立たずだったり等々、いちいちあげていればきりがありません。 攻略法・・・というかゲームバランスのいびつさを知らなければきつい戦いを強いられます。 以上みてきた旧『朱紅い雫』の内容をまとめると以下のようになるでしょうか。 90年代以降のファルコムの歩みを振り返る上で重要な立ち位置にある。 自由度を目指したシステムは成功しているものの、反面バランス取りに苦労している。 英雄伝説シリーズが好きな人は触れてみる価値があるかもしれません。 私は旧『朱紅い雫』が結構好きですね。イビツなところもまたいいのです。

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