ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記
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💡 アマゾンでのレビュー
プレイするにつれて徐々にティアリングサーガの世界に引き込まれていく
『ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記』は、戦乱のリーベリア大陸を舞台に、ラゼリア公国の公子リュナンが祖国を取り戻す戦いを戦いを描いたシミュレーションRPGです。 約200人にものぼる登場人物たちが、己の信じる正義のため、また愛するもののため、剣をとって戦乱に身を投げ出していく。登場人物それぞれにドラマがあり、その壮大な物語が本作の魅力となっています。また、対戦モードなどのシステム、二つの軍団による立体的なシナリオなど、新しい試みも取り入れられています。
FEよりなんでもアリ。
システムなどFEに酷似のようで、差異化できている部分もちゃんとある。 それはなんでもアリの戦略ではないだろうか。 使用者が死んでも蘇らせる剣、全体攻撃できる強力魔法、四回攻撃の弓などほぼ反則の武器が存在し、めちゃくちゃな戦略が可能に。それに見合う強敵だらけのマップもあるのがスゴい。 それからFEが英雄の時代の“伝説”の話ならば、ティアリングサーガは神々の時代の“神話”ではないかと思わせるほど壮大なストーリーでキャラクターの相関も多岐にわたる。エンディングまで見応えあり素直に感動! なんとも言いにくいが、この“なんでもアリ”の“スケール大”こそがティアリングリングサーガではないか、と
星5つじゃ足りないです…
ストーリー、やり応え、システム、キャラクター、全てにおいて今までプレイしたこのテのゲームの中で最高でした! 確かに難易度は高く、初心者さんは攻略本必須状態ですが(過去のFEでも割とそうですが…あ、コレとFEは別モノですが) だからこそクリア後の達成感&好きなキャラを育てる楽しみがあります(特に弱いキャラは育て甲斐があります) ホームズ隊に編入すればほぼ育て放題になるのですが、ここで最強キャラを沢山作っておくと後半でもバッタバッタ敵を倒せて、育てるのに苦労した程爽快感があります。 自分でゲームバランスを破壊出来るのもまた楽しい。 やり込み要素はバツグンです。 色々と敷居が高いイメージがありますが、ファンタジー好きなら是非とも! あと、女の子がとても可愛いのも嬉しい所です(勿論、おにーさんも)ついつい女の子ばっかりヒイキして育ててしまう…(^^;) ストーリーも最高です。 後半になるにつれ、どんどん明かされていく謎。 敵にも味方にも、それぞれ守りたいものがある。 36章は個人的に最高の名シーンです。久しぶりに泣いたゲームでした… エンテ最高! 欲を言えば、もうちょっとリュナン軍とホームズ隊での編成の機会があると嬉しかったです。 他にもこまごまと不満な点があるのですが、それも気にならない位大好きな作品ですv
特に旧作・FEを好むファンにオススメの名作
ファイアーエムブレムの生みの親・加賀昭三氏がFEトラキア776制作後、有限会社ティルノナーグを立ち上げ、制作した作品です。当初は「エムブレムサーガ」の名称で発表されましたが、FEに酷似して見える内容から任天堂から物言いがつき、ティアリングサーガの名称に変更。後にティアリングサーガ訴訟へと発展します。 内容は旧作・FEの系統を受け継ぎながらも発展版。 ユニットの自由な育成が可能なフリーマップの導入など当時として新しくFE好きの私も大いに魅了されました。 4人の巫女、邪神の復活、祖国の救済のテーマのもと、二人の主人公が大陸全土を駆け巡る重厚な物語は完成度が非常に高く、味方キャラクターが多いにも関わらず、全てのキャラクターに焦点を当てたイベントが数多く存在しているのも特徴です。 どちらの主人公の隊にどのキャラクターを振り分けるかによって起きるイベントや入手できるアイテムが異なり、イベントによって人間関係・恋愛関係が変化しエンディングに影響を与えます。エンディングも味方一人ずつイベントが用意されていてキャラクター愛を感じる作品。 クリアしてもある特定キャラクターの生い立ちや世界観に少しだけ謎が残る展開で、この世界観での続編が期待されていましたが、続編のベルウィックサーガは上記訴訟の影響である意味で非常に希少な本格派SRPGに変貌し、多くのファンたちを落胆(あるいは歓喜)させています。 最近のFEをプレイして残念に感じている人たちは是非これをプレイして見てください。おすすめです。
やり込めるSRPG
『ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記』はファイアーエムブレムシリーズの開発で知られるインテリジェントシステムズという会社を退社した人がゲームデザインを行っています。ですのでファイアーエムブレムシリーズと似ている点が多い。マップに表示された駒を動かし敵を撃破すればマップクリアするシステムや、隠謀と戦争に翻弄される人たちが描かれたストーリーはまるっきりファイアーエムブレムです。ファイアーエムブレムに慣れた方であればすんなりと遊ぶことができると思います SRPGの面白さは二種類考えられます。「緻密な戦略をたてること」と「キャラクターを育てること」のふたつです。『ユトナ英雄戦記』はリュナン軍で「緻密な戦略をたてること」を楽しみ、ホームズ隊で「キャラクターを育てること」に熱中できるように作られています。つまりプレイヤーはリュナンとホームズの二人の主人公を操りSRPGを二重に味わい尽くすことができるのです。ふたつの軍団にわけて遊ぶシステムは『ファイアーエムブレム外伝』でも採用されていましたが、更に発展させたものと考えて良いでしょう。 ただし『ユトナ英雄戦記』は極端に高い性能の武器や高い成長を期待できる味方がいるおかげでゴリ押しできてしまう場面が多い。きつい戦いを強いられやすいリュナン軍でさえも慣れた方ならば中盤以降は頭をひねることなく遊べてしまうと思います。終盤になってもほとんどのマップが捻りがきいて難しいといったものではなく、「強い敵や大量の敵が待ち構えているだけの場面」「イライラするだけのしかけ(しかもネタさえわかればなんにも難しくない)」でプレイヤーを困らせようとしているだけに過ぎません。ちょっと練り込みが足りていないと言えます。 そのかわりなのでしょうか、ストーリーは近縁者がうじゃうじゃ出てくる神話的な英雄譚に仕上がっています。解説サイトや攻略本を使用しなければなかなか理解しにくいほど入り組んだ話は、なるほど『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』の流れを汲んでいると感じさせてくれます。 『ユトナ英雄戦記』、難しさにおなかが痛くなるほどキリキリするようなゲームではありません。好きなキャラを心ゆくまで育成したり、適度に「縛り」をつけてゆったりと遊ぶのに適しています。今では中古が安くなっているので、暇つぶしにいかがでしょうか。
イメージの悪い良作
いろいろとファイアーエムブレムと似通っていることで、裁判沙汰になったいわくつきの作品だが、FEに負けず劣らず十二分に楽しめる良作S・RPG。 登場キャラクターが多いが、それぞれきちんと裏設定や掘り下げ、ストーリー上の役割が存在するので、空気感のあるキャラが少なく、魅力がある。 50人以上のプレイキャラがいるのに、それぞれ個性を持ってキャラが確立されているのは素晴らしいの一言。 ストーリーも重厚かつ壮大で、敵キャラのバックグランドを含めて描かれているのが大変良い。 フリーマップがあって、好きなだけキャラを育成でき、成長率を上げるアイテムも存在するので、キャラ育成が好きな人には、たまらない仕様。 好きなキャラをとことんまで強化して無双するもよし、専用武器を必殺化してボスを嬲るもよし。何でもあり。 基本的に、ステータスをフルMAXにすれば、武器が最弱でも、最終マップまで楽勝でいける。 各マップの難易度は、キャラが育っていない序盤が高く、自由な育成が可能になる中盤以降が低くなっている。 「ストーリーの核心に近づくほど難易度が下がる」というのは、RPGとしてはちょっと残念。 終盤の敵は数が多いだけで弱すぎるので、もっと強化してもいい(レベル上げをほとんどしない前提で調整したかのような敵のステータスである)。 育成好きな人には最高な反面、ゲームバランスが簡単に崩壊してしまうので、マップごとに、総WP(キャラクターの強さを表す数値)の制限を付けても良かったと思う。 また、「対戦モード」を搭載している点は面白い。 2周目がない代わりのクリア後のお楽しみとして、自分が育てたキャラを披露する場として、作品の価値を高めることに一役買っている。 裁判沙汰になったことでイメージは良くないが、ゲーム自体は紛れもなく良作。 評価を☆5つにしたい所だが、一点だけ大きな問題が…。 作中での台詞を見る限り、どうしてもリュナンよりホームズの方がメイン主人公に見えます。 メイン主人公(リュナン)が脇役っぽい点がモヤッとするので、☆4つ。
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