スーパーファミコンの時から、それほど進歩したわけではないので、☆4つですが、実際のところは十分☆5つです。このシリーズの最高傑作ですね。やはり。旧スクウェアのえらいところは、ファイナル・ファンタジーのような黙って稼げるシリーズがありながら、それに甘んじることなく、別のシリーズをどんどん立ち上げてゆくところだと思うんですが、その中でもこのシリーズは、最高のシリーズだと、私は思います。まあこれは好みなんでしょうが、ヴァンツァーのセッティングに関しては、本当にあきないんですよね、、。CD-ROMになって、若干読み込みの遅さを感じますが、それでもしこしこパーツを組合わせています。そうだ。一点気になる点があった。遠距離攻撃を仕掛けた時、弾があたる直前に、ちょっと画像が止まるんですよね、、。止まったらあたる。止まらなかったらあたらない。PS2だとこんなことはないんでしょうか?

スーパーファミコン版では敵だった陣営からプレイできるシナリオ(ゲーム開始時から選択可能)が追加されたのでファンはこれだけで購入する価値有りです。PS2のキャラ達も一部ではありますが物語の節々に顔を出していて、フロントミッション4を遊んだ人ならキャラクターの過去を知る意味でもプレイする価値有りです。 個人的に気になったのは、PS版ではドンキー系のミサイルの発射シーンが他のミサイルの発射シーンと同じになってしまっていた事です。スーパーファミコン版にあった、一度空中に回転しながら放り出されて、そのあと点火して敵を追尾していくのが妙にリアルで好きな演出だったんですが...。 それにしても闘技場のBGMかっこ良過ぎです!ドンキーミサイルの発射方法と共に新作で復活希望です。

ファミコン版フロントミッション(以下FM)にUSN側のストーリーを追加したのが本作。USN側のゲーム難度はオリジナルと言えるOCU側のものよりもやや高めであり、そこは構わないのですが、しかしミッション数は少ないものとなっており、この点は少々残念であると言わざるを得ません。 それはともかくとしても、練り込まれたストーリーとカスタマイズできるヴァンツァーのデザインが何より良いですね。そしてゲーム世界を彩る音楽は、個人的にはテレビゲームの中では最高だと思います。これに比肩しうるのはリッジレーサー4くらいでしょうか(笑)。 これ以降も、皆様ご存じの如くFMシリーズは発売されていますが、FMの世界観を見事に築き上げたこの初代は、至高の存在と言えるでしょう。

「フロントミッション」スーパーファミコン版は私の一番好きなゲームなんですよ、実は。当時、ストーリーにも夢中になったし、音楽にも惚れたし、キャラデザインがあの天野氏!最高です。　ヴァンツアーの組み立てに没頭してゲームを進めるよりもそちらに時間かけていたぐらい。 よくぞPS版で復活させて下さったという感じです。ただ嬉しい。 しかもU.S.Nサイドからのシナリオが追加されていて、これがまた面白かった。　安っぽくてもOKですよ、私は。それが良いんだなー、何となく懐かしくて。

オリジナルに比べSEとか処理落ちが気になるけど、やっぱり今でも素直に面白いと思えます。今のこの手のゲームにありがちなマニアックで難しい要素がなく、シンプルで初めての方でもとっつきやすいと思います。 そしUSN編ストーリー、パクリとか別に思わなかったけどな??。サブではなくちゃんとしたものを作ってくれたと思います。しかも追加された新曲もなかなかいい感じです(個人的にはブラックハウンドのテーマが結構好きです) こういうメカものが嫌いでない方なら是非お勧めします。 SFC版から単純にボリュームが倍増したと考えればお得かな?