『クァンタムゲート1 悪夢の序章』は、近未来宇宙空間を舞台に実写映像が使用されているアドベンチャーゲーム風のバーチャルシネマです。 マルチシナリオを採用していて、全てのシーンがフルモーションビデオなので、プレイヤーはそのまま感情まで共有できます。 ストーリーには、現在の環境問題など、身近な問題がメッセージとして含まれています。

PCゲームの移植でクアンタムゲート1とあるように続編も発売されるはずでしたが未発売です。 内容はエイリアンが軍事施設に侵入しサバイバルを繰り広げるというマウス操作のクリック式アドベンチャーゲームです。 マウスコントローラーが推奨される。 全編実写で気合いが入ってるように見えますが建物内での自由行動がやや難しく、MYSTと比較してやりにくさがあります。難易度はそれほど難しくなくストーリーもあまり盛り上がることもなくという印象。 続編はPCのみでしかも日本未発売なのでかなり敷居が高いゲームです。 雰囲気を映画に例えるとスターゲイトのようなアンドロメダでしょうか。

MACやWindows3.1用に発売されたパソコンゲームの移植作です。 クアンタムゲート?となっているのは、この作品は全2巻の作品になっていて、この作品が上巻だからです。 ところがこの作品、パソコンではMACやWindows3.1用に下巻である「ボルテックス」が発売されたのですが、SATURNやプレイステーション用にはとうとう発売されずじまいでした。 一応、本作品でストーリーは一応の終結をみているのですが、そんなわけで消化不良の感は歪めません。 実写とCGムービーを見事に組み合わせたシネマティック・アドベンチャーである本作品は、当時は「アドベンチャーゲームの新たな可能性を示す作品」として、日本国内でも様々なADV関連の本で紹介されたほどなので、出来は悪くないのですが、今プレイすると動作などに少???古さを感じるかも知れません。

とても、興味深い作品内容です。