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クロックタワー ザ・ファースト・フィアー

120位

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プレイステーション(PS)用のゲームソフト。
1997年7月17日に、ヒューマンから発売。
ジャンルは、アドベンチャーゲーム(ADV)。

カテゴリ:ゲーム
タグ:プレイステーションPSアドベンチャーADVレトロゲー
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💡 アマゾンでのレビュー

★★★★☆

『クロックタワー』のノーカット完全版

『クロックタワー ザ・ファースト・フィアー』は、スーパーファミコンで発売された人気ホラーアドベンチャー『クロックタワー』のノーカット完全版です。 ストーリーはプレイヤーの行動によって変化するマルチエンディングを採用しています。 【ストーリー】 孤児院から引き取られたジェニファーが引き取られたのは、時計塔屋敷と呼ばれる館だった。 巨大なハサミを振りかざすシザーマンに彼女は命を狙われることになる。

★★★★★

ありそうでなかったゲーム。

スーパーファミコンで出されたタイトルですが、その後PC版など様々なバージョンが出ました。 このプレイステーション版が最終版といえるので、プレーするならこれが良い。 スーファミ版との違いはオープニングムービーの追加、ミイラなどのCGシーンの追加など。 また、重要アイテムの位置もスーファミ版とは若干違います。 一番オススメの改訂点はジェニファーの体力回復。 回復速度が原作のスーファミ版の3倍近い速度なので、非常に快適です。 ホラー映画好きなら観て一瞬でわかると思いますが、ジェニファーはダリオ・アルジェントの1984年のホラーサスペンス「フェノミナ」でブレイクした元祖美少女俳優ジェニファー・コネリーにインスパイアされて作られたヒロイン。 随所にフェノミナやサスペリアなどの1980年代のイタリアン・スプラッタ映画の影響が見られ、好きな方なら思わずニヤリとくるシーンが多いです。 シザーマンは怖いというよりコミカルでさえありますが、逃げるしか手段のない主人公という設定が手に汗握ります。 ゲームは難しいという評価が多いですが、この「キングズ・クエスト」スタイルのアドベンチャーはヒントと直感を頼りに解いていき、死亡エンディングも含めて展開を何度も楽しんでいくうちに真のエンディングまでたどり着くものです。 このジャンルはアメリカのゲーム会社が非常に盛んに作っていて、非常に硬派な作品が多いのでクロックタワーはそれらに比べれば親切でヒントも多く簡単です。 解かせる事を目的にした日本のゲームに慣れた方だと多少歯ごたえが強いと思いますが、製作者とプレーヤの知力の勝負(敗者が得るものはなし。やるかやられるかが本来のゲームだとするなら。)という観点にたったゲーム本来の楽しみ方を知っている方でしたら楽しめると思います。 しかし、こんな良いゲームを作っていたのにヒューマンはアーケードゲーム事業の失敗で倒産してしまいました・・・。 ゲーム開発者のための専門学校まで開校するほどの影響力があったのに・・・。 良い作品を作っても一寸先は闇・・・。現実はホラー映画より怖いかも。

★★★★★

最大級の恐怖体験

初プレイから天井(のステンドグラスだろう)からシザーマンが飛び降りてきて殺されるという衝撃の結末を4、5回連続繰り返したSFC版。 実はそれ以上ゲームを進めず売りに出した当時。恐かったからたまらず挫折(←バカ)。情けない。 ゲーム中のシザーマンとの初遭遇があまりに心臓に悪かった。私の顔は引き攣るように歪んだまま硬直していたことだろう。 そして悲鳴すら出せないまま、説明書に従った反射的なコントローラーボタンのパニック連打……しかしジェニファーはあっさり殺されたのだ!! 原因はここでは伏せておくが、この件は未だ強烈なトラウマだ。 憔悴の自身がTV画面の前にあったのだ。 あまりのショックに逆に涙も出ない恐慌をTVゲームで味わうという珍事。 実際に思い直し再挑戦してみれば、素晴らしい出来に満足。私のようにけして投げ出さず、最後までやり遂げて堪能して欲しい。

★★★★★

最高

人間がいかに無力かという事を思い知らされるゲームです。 たとえ相手が子どもだろうと、巨大なハサミを持つ人間には、基本逃げるしか出来ない。 そうそう都合よく武器が周りにあるわけじゃないので、隠れるしか出来ない。 一応武器みたいなものがない事もないですが、大体は隠れたり身近なもので殴って相手が倒れてる間に逃げるというのがメインなこのゲーム。 1・2・ゴーストヘッドと全てプレイしましたが(3は・・・カウントしてません)、ビジュアル・雰囲気・音楽等はこれが最高に良いと思ってます。 (システムは2が一番好き。そして2が最高です!) 暗い洋館をひたすら探索するゲーム。 2をプレイしてからの1なので、怖さはそこまでなかったですが、この雰囲気にひたりたくてたまにプレイしたくなります。

★★★★★

2Dでも十分怖い

3D立体の主観的で臨場感のあるホラーゲームが定番ですが、2Dでは客観的な表現で映画を観ている気分になるので十分怖いです。 逆に客観的なホラー表現のあるゲームは今時ほとんど無いような気がするので新鮮な感覚でプレイ出来ました。 ボリュームこそ少ないですがこういう2Dのホラーゲームも私は好きです。 パニックホラーゲームの原点としてプレイされてはいかがでしょうか?

★★★★☆

映画的視点でホラー映画の雰囲気を楽しむゲーム

本作のシステムは80年代頃の海外で主流であった「三人称視点で画面内部のオブジェにカーソルを指定し、移動やアイテムの調査を行う」というシステムを取り入れた、日本国内では数少ない形式のアドベンチャーゲーム。 難易度はかなり高めな部類で、バッドエンドのフラグ立てを極力回避してベストエンドを探り当てる、というスタイルになってます。 そのため複数回プレイが前提となっているのでややシビア。 また、2Dグラフィックでの表現力の制約もあって、続編に比べるとあまり怖く感じられないかもしれません。 しかし、種類は少ないが喧騒感溢れるBGMと、美麗な2Dグラフィックによる雰囲気作りが非常に巧みです。特に、グラフィックは真横固定でかつぐっと画面手前に引いた視点でグラフィックを描写しているため、キャラクターはやや小さめですが、その分画面内での描写が鮮明でないところが逆にプレイヤーに想像の余地を残してくれています。 鮮明に見えない分、どこか不気味ですし。 何より、真横固定の視点だからこそ、ゲームのコンセプトである『「映画を見ている」という客観的視点』を、鮮明に打ち出すことに成功しています。 (例えばある部屋でしばらく待つと、画面の奥の壁にかけられた絵に描かれた人間の顔から血が流れでるという演出があるのですが、2D描画で真横固定視点だからこそ気持ち悪い……。この手の演出は3D化した続編ではほとんど見られません) 3D化で臨場感が増した分、初代PSの表現力の限界も相まって、細部のリアリティへのこだわりがやや薄れてしまった感のある続編に対し、2Dだからこそ「ホラー映画の雰囲気」を十分に表現仕切っていると感じました。 2D描画なので今見るとあまり怖くないでしょうが、怖がるためにプレイするより、『ゲーム内で再現されたホラー映画世界の雰囲気を味わう』という気概で、腰を据えてじっくり謎解きに取り組む方が、楽しめるでしょう。 また、本作はイタリアンホラーの名作「フェノミナ」がモチーフなので、内容を知っている方ならいろいろニヤリとできる箇所が多いはず。 物語のベース自体は黒魔術信仰をベースとしたオカルトホラー色が根底にあるので、ゴシックホラー映画の世界観が好きな方にもお勧めです。 個人的な評価としては、「2」も好きですが、ホラー映画の世界観の表現手法の巧さと独特の雰囲気の良さから、どちらが好きかと言われれば本作に軍配をあげます。

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