『最終電車』は、作品紹介 いつものように乗った最終電車を舞台に展開するストーリーを描いた、選択肢により物語が様々に変化するサウンドノベルゲームです。 選択肢によってホラーを中心にアクション、SF、恋愛など多種多様なストーリーを体験できます。 【ストーリー】 主人公はいつものように仕事を終え、最終電車に乗り込んだ。 乗り込んだ最後尾の車両には1人の女性がいるだけだった。 電車は市街地を抜け、地下に入り主人公の降りるべき駅へ近づいた。 ところが電車は速度を落とすことなく、その駅を通過してしまう。 電車はスピードを落とすことなく、次の駅も通過して行った・・・。 2人はただ事でないことに気づくと、運転席に向かうことに・・・。 はたして何が2人を待ち受けているのか? 止まらなくなった電車の謎とは?

サウンドノベルや テキスト主体のAVG好きな方には是非、オススメしたい隠れた名作。 かまいたちの夜2が出る前、ちょっと最近ノベルズ系AVGで面白い物やってないなぁ、と感じていた時に出会った作品。 マイナー感漂うパッケージに不安を感じながらのプレイでしたが、これが意外や意外、かなり面白いのです! 基本的には 弟切草に近い感じでしょうか? 物語をクリアして再プレイし、違う選択肢を選んでいくと今までと全く違った展開になる面白さ。 これがこのゲームの売り。 システム等は弱小メーカーのマイナーソフトのため、ちょっと弱いですけど、全体的に少なめの同じCGを使って、ここまで色々な話の展開が出来るのか?と驚愕まじりに感心した次第でして、この会社、テキスト主体のノベルズ系AVGをメインに開発している様子で、私はこのゲームを買ってから、このヴィジットという会社にほれ込み、発売されている、同社の全ての作品を買ってしまった程です。 ヴィジットのAVGで今までハズレは有りませんでした。 どれもシナリオ分岐が非常に面白く、某赤川次郎原作のAVG(確か数点あったと思うが)より遥かに面白い作品ばかりです。 弟切草のシナリオ分岐が好き、ちょっとしたサスペンス短編、ミステリー短編を楽しみたいという人には 超オススメです!!

ネタバレなしレビュー 〈システ厶〉 弟切草や魔女たちの眠り、夜想曲など他のサウンドノベルよりはセーブがしやすい。それは選択肢画面でstartを押し4つまでその時の選択肢に印をつけられるため。しかしスキップは出来ない。 〈グラフィック〉 1998年発売にしては綺麗ではないかと。ぬるぬると物や人が動き、電車内も現在と比べても違和感無く現実味を帯びるもの。青いシルエットが馴染む。 〈サウンド〉 電車の音が素晴らしい。サウンドノベルだけあってここぞと言う場所に効果音を入れてくる為恐怖心を煽ってくれる。 〈シナリオ〉 平和かつ平凡な毎日のはずだったのに。電車の中で起こる現象に対処するストーリー。日常と隣り合わせと言うのがポイント。…自分の身に降りかからないとは限らない、そう思わせてくれると思う。ギャグシナリオは人を選びそうだけれども。マルチエンディング搭載。 〈キャラクター〉 一人ひとりが個性的で役割が必ずある。だからわかりやすく魅力的。 シルエットにも特徴があるからちゃんと見てればわかるはず。 〈その他〉 「自分の好きなように進めない!バットエンドになる!」と言う人がたまに居ますが、主人公の行動が自分と考えと極端に剥離していない限りは○んでしまうのは当然だと思われる選択肢も多く、寧ろそれもサウンドノベルの醍醐味(このゲームは選択肢毎にセーブできるし)。 割と直ぐにクリア出来るとと思う。 ホラーあるあるの無駄な「ヴァ?」みたいな効果音や、無駄にグロテスクすぎる、ショッキングな一枚絵で誤魔化してないのはとってもポイントが高い! TRPGシナリオっぽいなと思う箇所も見られる。 サウンドノベル好きやかまいたちの夜好き、TRPG好きな人、都市伝説や不思議不可解が好きな人、混乱やぎりぎりの状況にスリルを感じたい人にはとてもおすすめ!!

だけどセーブは選択肢のみ可能で、ロードに至っては開始時かゲームオーバー時しかできないから、目的ルートから外れた時点でわざと死ぬか、電源リセットしかない。 自殺させようとしたら意外に健闘して未開拓ルートに入っちゃったりすることもあり、本当に鬱陶しい。 フローチャートも選択肢でしか見られないので、今どのルートなのかの確認すら時間がかかる。 スキップ機能なし。 オープニング以外のムービーは、長いのも短いのも全てが飛ばせない。 セーブデータが個別管理(グローバル管理が無い)なため、記録を保持したまま最初から始めたい時には新規登録を選ばずに、ロード画面から「スタート地点をロード」しないと、セーブデータが消えてしまう。 それと気になったのが、やっつけにしても無理がありすぎる銀河鉄道編。ギャグを通り越して、適当の域。 しかし、銀河鉄道以外のシナリオは大体どれもいい方だと思う。 主人公も終始、いい奴だし。

ベストエンドにたどり着く難易度は高くない。 初心者にはやり易いが、サウンドノベルに慣れている人は、もの足りなさを感じるだろう。 過度な期待はせず、軽めにこなす方が良い。 グラフィックは美しく、動画もそこそこあるが、BGMがいつも同じで臨場感が無い。 効果音も細かく欲しかった。 シナリオはいくつかあるが、古い作品だけに、バットエンドを除く、正エンディングの数が少なすぎる。 セーブは分岐点の部分だけで、自分の好きな箇所で出来ない。 全てのシナリオを見終わった時に出る、特別なシナリオも中途半端で、もう少し先が見たかった。 あくまでもおまけ程度と思えば仕方ないか...。 シナリオの種類としては王道なものが多い。 ギャグもあるが、ベタすぎ、狙いすぎ。 ホラーもあるが、“ホラー的要素”といった程度で、そんなに怖くはないので、怖がりな人でも取り組めるだろう。 怖いのが好きな人はガッカリかも。

最終電車に乗っている乗客達が体験する怪奇現象。 プレイヤーの目的としては怪奇現象の解明よりかは電車からの脱出の方が強い。 選択肢の分岐次第では普通に脱出したりするものから戦隊物ばりなノリで悪と対峙したり、電車繋がりで銀河鉄道で宇宙人のUFOとギャグテキストなものまであり基本的には電車と関連が多い。 ゲーム中のCGもほぼ電車ですが、背景が真っ暗中電車が通り過ぎると陳腐ですが… セーブは選択肢の時のみ、スキップがやや使いづらい。 オプション設定もゲームを起動する度にリセットされたりややシステムに不満があります…値段は安かったですが意外と楽しめたと思います。 特に戦隊ルートや宇宙人ルート。 分岐選択肢も登場人物もはっちゃけており突っ込みどころ満載だったので…