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ルナ エターナルブルー

58位

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メガドライブ(MD)用のゲームソフト。
1994年12月22日に、ゲームアーツ メガCDから発売。
ジャンルは、ロールプレイングゲーム(RPG)。

カテゴリ:ゲーム
タグ:メガドライブRPGロールプレイングMDレトロゲー
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💡 アマゾンでのレビュー

★★★★★

完成された不変の名作

「一人の時は気づかなかった 目に滲みるような青空を」 20年以上前にプレイして聞いたこの歌の冒頭歌詞が、今はもの凄く心に染み入って仕方ありません。 人によっては王道とも呼べるシナリオや展開が古臭いしひねりが無いと思うでしょう。 しかし齢を重ねた今だからこそ、改めてその良さや普遍性に優しさと希望を感じさせられます。 メガCD版にしか無い名シーンや、他機種移植版よりも遥かに充実した戦闘システム、デジタルアニメの先駆けとも言えるムービーシーンを、是非直に感じてほしいです。 そしてどうか変に斜に構えず、素直な気持ちでプレイしてください。 ヒロイン ルーシアの使命やその心情変化。 主人公ヒイロとその仲間達との心の繋がりやそれぞれの使命。 希望を捨てないエンディングと、希望を実現し更なる未来へと進むエンディング。 そこには少年が少女を救いその結果世界の危機をも救った宮崎アニメの未来少年コナンや天空の城ラピュタに通じる確かな感動があります。 ハードの入手状況は厳しいと思いますが、どうか手に入れてプレイしてみてください。 それだけの価値がある作品です。

★★★★★

脳天に杭を打ち込まれるようなエピローグの始まり

メガドラ版ファンタシースター2をクリアしてから数ヵ月後、メガCD版ルナ1をクリアした。ルナ1と比べるのが恥ずかしいぐらい、ファンタシースター2の作りは粗かった。「王道のRPGというのは(ファンタシースター2ではなく)ルナ1のようなゲームのことなんだ!」と思った。ルナ1をクリアしてから約二年後、ルナ2をクリアした。 ルナ1をクリアしたことで、主人公アレスに強い愛着が生まれた。ルナ2をプレイし始めるにあたり、新主人公ヒイロにアレスほどの愛着が生まれるのか不安だった。遊び始めてみると、全くの杞憂だった。ヒイロはアレス以上に魅力的な主人公だった。ルーシアとルビィも、ルーナとナルと同じぐらい好きになった。 ストーリーのテンポのよさと盛り上がりは前作以上だ。次に何をすればいいかの目的が常に明確で、続きがどんどん観たくなる。前作と同様に、旅仲間がコロコロ入れ替わる演出がストーリーにメリハリをつけてくれる。 音楽はルナ2に軍配が上がると思う。エターナルブルーのメロディも横山智佐さんの歌も素晴らしい出来だ。ナルのアジトでエターナルブルーのメロディが流れる演出は、ナルとアレス・ルーナの悲しい別れに思いをはせながら聞くと、よりいっそう心の奥底に物悲しさが染み広がる。 たしかビーメガの読者レースでの評価だったと思う。 「エピローグのエンディングで横山智佐さんのエターナルブルーが流れてきたときは熱いものがこみ上げてきた。」 という評価が掲載されていた。当方も同じだった。当方、ヒイロの家から始まるエピローグの存在を事前に全く知らなかった。全く予備知識なしに再起動してエピローグの存在を知り、脳天に杭を打ち込まれるような衝撃を受けた。公式設定資料集で宮路プロデューサーが 「映画では絶対に不可能な演出だ」 と発言していた。エンディングまで到達した人にとって、これ以上無いぐらいのアンコール特典だった。サターン版もクリアしたが、エピローグを見逃さないための「配慮」がお子様向けで好きになれなかった。「気づいた人だけやってほしい」というメガCD版の突き放した態度の方が好きだった。プロローグでルーシアが口ずさみ、冒険の節目でもメロディーが流れていた横山智佐さんのエターナルブルーは、長い冒険の終着点の大団円を締めるにふさわしい歌だった。 なお、当方は特典CD付きの本作品を購入した。レミーナとルーシアの掛け合い漫才も楽しかったが、横山智佐さんのエターナルブルーが収録されていたのは本当に嬉しかった。 システムとバランスについて。ルナ1に比べると、同一系統の魔法の系列化がされて魔法選択がしやすくなった。乗船・降船のタイミングが取りにくかった。古代遺跡のダンジョンがやや難しかった。黒竜の手前でセーブできない時間が長かった。隠しダンジョンのアイテムまで含めると戦闘バランスがややインフレだった(ファンタシースター2は超デフレ)。 これらは些細なことだ。できればPSPで、メガCD版とSS版とPS版を同時に収録した作品を発売していただけると非常にありがたい。 星二十個をつけたい日本のRPG史に刻まれる超大作です。

★★★★★

まさにMEGA-CD最後の大作RPG

「今ならアルテナの気持ちが良くわかるわ」 「さようなら、大好きなヒイロ」 エンディングのルーシアの台詞、20年近くたった今もはっきりと覚えています。 楽しいゲームは何本もありました。でもこのゲームほど胸をうつ作品にはいまだに出会えずにいます。 同時期にFFがあって、あちらが非常に高い評価を受ける一方で、この作品はあまり知られることなく終わってしまいました。FFやDQには当然のごとく及ばず、同じゲームアーツ製のタイトルであるグランディアにも知名度では全然かないません。でも、当時MEGA-CDのユーザだった人たちにとっては、唯一無二の存在、特別なRPGではなかったでしょうか。 ソフトが出た時には話題は既に発売したばかりのSEGA-SATURNに移っていて、メガドライブ自体終焉を迎えていた時期。さらにマイナーなMEGA-CDで超BIGタイトルを出すこと自体、商業的には出す前から失敗とわかっている。それでもSEGAとゲームアーツは力を抜くことなく、むしろ期待をはるかに超えた完成度とボリュームで、かくも素晴らしい作品を作ってくれました。ユーザを楽しませる、その一点の為だけに。もはや時代的に、商業的なこと無視して、このような作り手の意思を前面に押し出した作品が生まれることはないでしょう。そのことも相まって私の中では永遠のNo1タイトルです。 このゲーム自体の知名度的に、そして縮小するゲーム市場の中で、もはや最新機種でのリメイクは望むべくもないでしょうが、MEGA-CD版で既に演出やシナリオは完成していました。 よって、リメイクされないのも、それはそれでいいのかもしれません。 MEGACD版をリアルタイムで体験した感動を分かち合う人が少ないのが唯一の不満ではありますが・・・ このゲームを制作されたスタッフの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。 ありがとうございました。

★★★★★

珍しくシナリオに感動したRPG

僕はいっつもは『シナリオが薄い』WIZARDRY的な3DRPGを好んでいるんですが、コレには珍しく感動しました。イイ話ですよ。ちょっと切なくって。 ゲームシステム的にはMCDのワリにはFFの方に準じています(笑)。よって『システム的』にどうのこうの言えないんですが(笑)、もう何と言ってもシナリオしか推せません(笑)。 ストーリー的には完全に『SILVERSTAR』の続編そのままでひょっとしたら前作知らないとプレイ的にはツラい部分もあるんでしょうが、僕も前作やらないでやったんですよね(笑)。『ああ、そんな話があったのね』ってんであんまり違和感なかったなあ。『SILVERSTAR』のゲーム性から考えても『ETERNAL BLUE』だけで充分楽しめるデキでした。 PS版もちょっとプレイはしたんですが、絶対オリジナルの方がイイ出来です。確か『ルーシアが人間に影響を受けて“歌ってみる”』シーンってのが削られてたりしたんです。それ考えてもオリジナル版の方が遥かに印象深かった気がします。

★★★★★

青き星にいけるといい・・・

もう手に入らないと思っていたのに、新品で手に入れました。発売から1年たってからでしょうか。 とにかく、主人公ヒイロのルーシアへの想いとその決意。 いまどきの人たちにはクサイ芝居に思えるかもしれないですが、人として一つのことを貫く気持ちは、見習うべきです。 本当に最後は感動しますよ。ゲームで感動し涙したのはこれが初めてだったなあ。

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