『スーパーリーグ』はセガから発売された野球ゲームでありメガドライブでは初のスポーツゲームです。 元々はAC版になります。 特殊なコンパネを使用したAC版と違い操作性などは当時の覇権であったファミスタの劣化版といった印象です。 特にフライの捕球が不親切でほとんどの野球ゲームがボールの影を追うのに対し、本作は落下点予測に相当な癖があり無駄に技術を要するところであります。 音声もあるんですが、すでに燃えプロがファミコンで実現していますから新機軸に欠ける本作の評価は個人的にはどうしても厳しいものになってしまいます。 入力デバイスがパッドになってAC版の個性がなくなってしまったのは残念ですね。 余談として、PCエンジン版『パワーリーグ』がハドソンより発売されていますが内容が酷似しているので一部ユーザーでは(ハドソン側が)パクリ疑惑があったりします。 個人的には全国キャラバンで使用したタイトルですしCMも打っていますから当然セガは存在を認知しているはずであり、仮にそういったことがあったにせよ問題は解決していると思いますがね。

メガドライブ最初の野球ゲーム。視点は球審の視点でリアル。守備時の視点は今では珍しい真上の視点で、早い打球の処理にはかなりいい反射が必要、しかし打球を処理すべき野手のポジションを声で教えてくれる。エラーしたわけでもないのに「サードォ!」とか言われるので、少し怒られた気分になる。特徴のあるフォームの選手の 画像は別に用意されている。秋山清原のいるライオンズは強い。ホエールズは、ポンセ以外の長打力がないところがリアルだった。

ファミスタに比べ打球の飛ぶ方向等が、ワンパターンで全体的に大味だったが、それを補って有り余る個性がこのゲームにはあった、まず当時所属していた特長のある選手のバッテイングフォームの再現が面白かった。清原、門田、落合、若松、極めつけはG軍台湾大砲の呂!(今なにしてんだろ・・)等、とにかく面白くリアルだったので、ボールが来る前からバットぶんぶん振っていました。(笑)あと、打球位置を知らせてくれオッサンのサンプリングボイスもうるさいけど良い。あと、打球を真で打ったときの「カキーン」と唸る効果音がこの野球ゲーム最大の魅力かな。あの、爽快感がたまらないよね!