本編はほぼ完全フルボイス。オートモードや既読スキップ機能が使いやすくゲームが捗ったのだが、欲を言えば分かり易く使用中のアイコン表示は欲しかった。操作パートでは全ての場所、人物に総当たりで調べれば話は先に進む。ただ自分は推理アドベンチャーは好きだが推理力は大したことは無いので、暗号の答え入力タイムは結構骨が折れた。それとこのゲーム、画面右にチャージポイントなるメーターが表示されていて、８０ポイントになると犯人入力が可能になるシステムが搭載されてます。勿論早く犯人を確定すれば評価は高くなりますが、８０ポイントの時点では推理材料が不足気味でなんか勘と想像で犯人を当てる感じになりました。結局どの事件もAランク取れなかった…ま、犯人を間違えたからってバッドエンドにはならないので気楽に挑戦しましょう。本編とは別のおまけに当たる「八十神かおるの挑戦！」はボイス無しのサウンドノベル形式で、言葉入力や選択肢から正解を選んだりと数々のショートミステリーを楽しめます。緒方恵美さんの女性キャラ（正確には主人公が女装という名の変装した姿だが）としての声色を聴いたのはいつのギャルゲー以来だったろうか…

推理に重きを置くのは構わないが、だからといって人命を軽視するような言動が多くてウンザリした事件が起きないかだとか、人命がかかっているのに興味がないだとか、警察に任せろだとか専門用語に関するひけらかしや道聴塗説、受け売りは必要ありませんよこういうゲームにありがちな現実離れした設定やキャラクター達にも冷めますあと、致命的な矛盾は無いものの何も解決してません中途半端ですね

本編よりオマケの短編推理集の方を期待して買った身として。西村京太郎サスペンスの短編集みたいなのを想像してしたせいか、一話一話が回りくどくて冗長、肝心の推理部分が読み返しもできない不親切さなど悪い面が気になりました。言い換えれば推理自体よりキャラクターを全面に出してきている感じですが、キャラに全く魅力を感じなかった自分は、「もうそんな掛け合いはいいから、さっさと推理させてよ…」というジレンマをずっと抱き続けていました。推理も…なんでそういうオチになるの？と言う感じの問題が多くて解いてもあまりスッキリしない。主人公は甘い言葉で周りの女性を次々篭絡しますが、自分も女ですがこの主人公に全く共感も憧れも持てず、物語の先も気になりませんでした（元がエロゲだからでしょうか？このノリは）。一度サイトでキャラクターを見て、気に入った人にならおすすめできます。キャラ同士の内容の濃い掛け合いでも楽しめると思います。逆に、推理そのものを楽しみたい人にはおすすめできません。

昔から菅野ひろゆきさんの大ファンで、作品傾向が推理系になった今も楽しくプレイさせていただいております☆中でも、このミステリートが大好きです!かおるクンが可愛くて格好良くて、何のゲームだか分からない位に萌えてしまいました(苦笑)シナリオも本当に面白かったです。他のキャラも魅力的で、笑える掛け合いはさすが!と思いました。推理に関してはおや…?という部分もありましたが、結局自分では考えても分からないのでコメント出来ません(涙)暗号は自力でやるにはかなり難しかった…なんだか懐かしかったです…今は昔程のシナリオの爆発力はないにせよ、夢中になってプレイしました。早くミステリート2が出ないかと心待ちにしております!

EVE burst error や、デザイア、YU-NOなどを手掛けた故・菅野ひろゆきさんの作品です。ジャンルは推理系のアドベンチャーゲーム。一話、二話、三話、四話のように章ごとに様々な事件が楽しめます。登場人物はどれも個性的で面白い。EVE burst errorにいた二階堂進のような面白扱いのキャラもいますし、女性キャラも魅力的です。主人公はアイドラーという探偵組織のクラスA。クラスAは世界に31人しかいない最も優秀な探偵です。ジャンルは推理ゲームですが、主人公がその推理力をいかして事件を解決していきます。自分でアリバイやトリックを解決するタイプの本格的な推理ではありません。事件そのものは主人公が解決してくれます。ゲームをプレイしながら犯人やトリックを考えながらプレイするのが良いでしょう。それが当たっていると嬉しくなります。暗号などを解いたりする場面も多数あるので、推理ゲーム好きにも満足できるかと思います。「ミステリート」は「不確定世界の探偵紳士 悪行双麻の事件ファイル」の続編ですので、先にPS2で発売している「不確定世界の探偵紳士 悪行双麻の事件ファイル」からプレイするとより楽しめます。もちろんミステリートから遊んでも問題なく楽しめます。なおPSP版のミステリートは八十神かおるの挑戦という謎解き短編集が収録されてます。1問が5分程度でプレイできる短編ミステリーです。このトリックはどうやったのか？犯人は誰か？暗号を解読せよ。など様々な事件を解決していくのが目的。中には法律トリビアもあります。問題に正解すると次の問題が出題されます。やりごたえ抜群で、ミステリー好きにはたまらないと思います。もしパソコンがあるなら、完全版といえるパソコン版のミステリート 八十神かおるの挑戦が良いでしょう。ttp://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB-%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88-%E5%85%AB%E5%8D%81%E7%A5%9E%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%82%8B%E3%81%AE%E6%8C%91%E6%88%A6/dp/B001FOPZ1Y

前々からEVE burst errorやDesire等の菅野さんがシナリオ担当しているということで興味を持っていました。なかなか手を出せずにいましたが、ミステリートFが発売されるかも？と聞きプレイしてみました。結論から言うと、とても面白かったです。ストーリー展開は読めてしまうのですが、キャラそれぞれの信念や、キャラ同士の巧みなやり取りを非情に秀逸で最後まで楽しませてくれる作品だったと思います。昨今、これほど掛け合いが見事な作品は珍しいのではないでしょうか。ユーザーは女ですが、女視点で見ると主人公がモテ過ぎている感が否めないですが、それでも主人公は筋が通っていて格好良くもあったのでやはり魅力的だったように感じています。心に響く名台詞も多く､あとで思い出すとじんわりと来るものがあります｡これを機に前作の「悪行双麻の事件ファイル」もプレイします。ミステリートF発売を期待してのレビューでした。

ＰＣ版（ＰＳ２版？）の移植ということですが、今回が初めてのプレイとなりました。ＰＳＰで推理モノというのに惹かれて。絵を見ると何だか別のゲームみたく見えるのですが、実際はちゃんとした推理ゲームになっています。ストーリー構成は序章から４章までとなっており、ボリュームが少ないように見えてかなりあります。それに加えて本編とは別に番外編があり、ショートストーリー形式で推理モードが楽しめます。こちらは６１本収録されており、推理だけでなく法律に関しても学べるのが良い感じです。キャラクターも非常に多く登場し、すべてのキャラクターにボイスがふんだんに組み込まれていて、コミカル＆シリアスな駆け引きが、プレイしていてとても楽しかったです。キャラクターの好みは、人によって好き嫌いがあるかもしれません。難易度はちょっと高めな印象を受けました。一応ヒントも出してもらえるのですが、紙とペンがないと、頭の中で整理しきれない暗号などもありますので、電車の中等の外では解くのは少し難しいのではないでしょうか。不満点は特にないのですが、しいて言えば、ストーリー上で、これはちょっと無理があるんじゃないか？！と突っ込みたくなる変装、でしょうか（あまり言うとネタバレに・・・）かなりの複線を残しつつ、２へ続くので、次回作非常に楽しみにしております。