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女神異聞録 ペルソナ

32位

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1996/9/20にアトラスからPlayStation向けに発売されたロールプレイングゲーム

カテゴリ:ゲーム
タグ:プレイステーションRPGレトロゲームPSロープレ
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💡 アマゾンでのレビュー

★★★★★

まさに悪魔…青春…

たしか荘子の『胡蝶の夢』をモチーフにしたオープニングで始まると記憶していますが、当時高校生だったため、漢文ではじめて荘子を知りましたし(あぁ、荘子ってあの…)、登場人物たちの世代も高校生ですので、かなり印象に残っている作品です。 このゲームはセベク編と雪の女王編と、シナリオが大きく2つに分かれます。 セベク編がおそらくふつうのプレイヤーが進むシナリオで、雪の女王は特殊なフラグを立てないと進めないものだと思います。 面白いのはセベク編ではあまり焦点が当たらなかった登場人物が雪の女王編ではしっかりと掘り下げられているのです。 ペルソナを知り尽くすには二つともクリアしないといけないです。 最近雪の女王編で始めにタナトスの塔からクリアしたのですが、真・女神転生3マニアクスがイージーモードに感じるくらい難しかったです。 基本まともに戦えばゲームオーバーですので、会話でなんとか戦闘を回避する方法も必須ですので、ますます悪魔との会話の大切さを痛感しましたw そうそう、高校の時同級生の子に貸したんですが、一週間くらいして返ってきました。 たしかに万人受けはしないかもしれませんが、私にとって昔のFFやドラクエにはない面白さがあると思います。

★★★★★

まさにジュブナイル

主人公たち高校生達が「ペルソナ様」とよばれる都市伝説のような遊びをした事から街全体をひっくるめた大事件に巻き込まれるという話。 まずとにかくストーリーがいいです!まさにジュブナイル。 仲間のキャラが多いにもかかわらず、一度プレイすれば一人たりとも忘れられないキャラになってしまいます。 それだけキャラが立っているし濃い面々が多い。 ペルソナの育成システムも完成されており、このペルソナをこのキャラ・・・この能力を・・・などと考え始めるとどんどんハマッていきますね。 そしてよくこのゲームの問題点とされているダンジョンですが、確かに複雑で広いです。セーブも少ない! しかしここで注意したいのが「長い」というよりは「広い」ということ。 ルートが複数に分かれていたり落とし穴だったり、それぞれを一気にやってしまうと合計で時間がかかってしまうのです。 つまり最短ルートを駆け抜ければ言われてるほど大変ではありません。ですが簡単でもないです。 私は当時ゲームをする時間があまりとれない事もあって、「一本の道をいって行き止まりだったら帰ってセーブ。後半の広すぎるダンジョンは道だけ覚えてリセット。」(1プレイ30分から一時間ほど) を繰り返し最短ルートを確認した上で、休みの日など1、2時間で走り抜ける!これで結構あっさりクリア出来ちゃいます。 (ゲームが趣味で休みの日に1、2時間すら余裕が無い人となると・・・うーん。何のゲームも出来なさそう。) ほかには「今日はレベル上げだけやろう」「今日はペルソナ作る事だけ考えよう」などコマ切りプレイをしてクリアしました。 まあ攻略本が安く手に入るので、そちらを見た方が確実に効率はいいです。 最近PSPペルソナにガッカリして久しぶりにこの方法でPS版をクリアしましたが、このゲームに必要なのはやはり「時間」よりも「根気」ですね(笑) 最近のゲームに慣れた人には特にキツイ気がします・・・1プレイでダンジョン1つ位クリアしないとプレイした気分になれないって人には確実に向きません。 そしてもう一つ重要なのがペルソナの「合体・育成」これがきちんとできているか否かでも攻略スピードがまるで違います。 極端な話、序盤でメギドラオン持ちリリム・ピクシーなどを作ると長かった戦闘があっというまに終わる。 進んでいれば強い武器が手に入っていくというゲームではないので、 とにかくプレイヤーの工夫が必要なゲームであり、それによってプレイ時間も変わってきますね。 最後に・・・PSPでも同じ作品が出ています、が、こちらは正直おススメできません。 確かにプレイしやすくなっている面もありますが、なにより重要な雰囲気をぶちこわしており キャラ同士の呼び方も間違っている場面があったりとちょっといただけませんね。 とにかく面白くハマれるソフトですが「根気」と「工夫」が必要なゲームでもあります。 それがないと「時間かかりすぎ!忙しい俺プレイできないわあ一つらいわあ一」などとなってしまうので注意してください。

★★★★★

初代PSの傑作

「女神転生」の外伝でありながらも、現在3作目まで出ており、すっかり定着した「ペルソナ」シリーズの幕開けとなる作品。 シリーズの中でもずば抜けた出来、初代PSのRPGの中でも屈指の傑作です。 このゲームを傑作たらしめている要素は、素晴らしいストーリーにあります。 「蝶が私になっている夢を見たのか、それとも私が蝶になっている夢を見たのか」孔子から引用されたゲーム冒頭の台詞ですが、これが指し示す様にテーマは「自我」。 ペルソナとは仮面という意味だけど、登場人物たちはいずれも人前では仮面を被り、本当の自分が持つ弱さや醜い部分に苦悩しています。高校時代は誰もが必死に生き、自意識過剰にも陥りやすい時期。そういったある種の痛さも目を背けず描写した展開は、恐らく高校生以上の人たちは皆、全てでは無くとも共感するのではと思います。 学園モノのポップさ、金子氏のセンスありまくりなデザインによって、暗くてねちねちした空気にはなっていません。あくまでも日常の中で進む葛藤。 ゲームシステムは3Dダンジョン、悪魔との取引やペルソナ合成など王道RPGのみやっている方から見るとかなりアクの強いもの。ユーザーを深みへ誘い込む様なディープな雰囲気もあり、好き嫌いが別れるとは思います。しかし現在中古で安く手に入るので、一度はやってみてほしいです。個人的にはPSで最も好きなRPG。

★★★★★

懐かしい、あの頃

このゲームをするためにPSを買い、初めて攻略本を買い夜更けから朝までどっぷりゲームの世界に浸るという幸福な(?)経験をさせてくれた最初で最後の一本。なぜこんなハマったかというと高校出て数年だったので感情移入できたのもあるけど、やはり独特の妖しいムードのせいでしょうか。自分の日常世界が突然異界と化し、見知っているはずの人が変幻し・・・秀逸なキャラクターや物語もさることながら根底にある十代特有の不安定な心の表現がたまらなく魅力的でした。基本は笑いあり涙ありの青春RPGなんですけどね。ちなみにボス戦闘中謎のフリーズが起こりまたセーブしてなかった為、ひとつ前のダンジョンからやり直したこともありましたっけ。セーブはマストです。「ペルソナ2罪」もやってみたけど、この濃さには敵いませんでしたね。ところで今気になるキャラといえばやっぱり神取でしょうか。久しぶりに皆に会いたくなってきました。

★★★★★

奥深い

3Dが苦手・方向音痴という方には、 若干ツライです。(私がそうなので) だけど一度ペルソナワールドにハマると、抜け出すのは容易ではありません。 まず、シナリオは2種類あります。 主人公の選択によって、どちらのルートに行くか、選べます。 そしてシナリオによっては仲間にならない人も居るので、慎重に決めなくてはなりません。 戦闘では、ペルソナと敵との相性やキャラの武器のリーチなどを考えながら戦うので、なかなか戦略が必要です。 時には交渉をする事で、有利になったり不利になったりしますが、その駆け引きも楽しいです。 また、キャラとペルソナにも相性があるので、メンバーによっては難易度が変わってきます。 全てのキャラクター・シナリオで遊ぼうと思ったら、かなりの時間になると思います。 攻略本があると、かなり楽になりますよ。 私の文章力では、このゲームの魅力を上手く語れないけど… 間違いなく、何年経っても遊べる作品です。 当然の星5つです(。σω・*)

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