吉村将棋

「吉村将棋」は セガサターン(SS)用ソフトとして、メーカーのコナミより、1998年3月26日に発売された パズル・テーブル(PZL・TBL)のゲームジャンルに区別される作品です。発売当時の定価は5,800円だったようです。作品自体の知名度があまり高くないなのか、レビューもあまりみかけませんが、人によっては印象に残るソフトだと思います。

『吉村将棋』は、「永世名人」シリーズを手がけた吉村氏が新たに送り出した将棋ゲームです。このゲームでは、前作「永世名人II」からさらに進化し、思考部分が一から作り直されており、より強力な思考力を持つようになっています。予測読み機能も搭載されており、プレイヤーの手番中にもCPUが思考を続けることで、よりスムーズな対局が楽しめるようになっています。 このゲームには、江戸時代の名棋譜のデータが収録されており、過去の名勝負を堪能することができます。盤面編集機能により、駒落ち対局や任意の局面設定が可能となっており、自分だけの対局を作り上げることもできます。また、ヒント機能や待った機能、棋譜読み上げ機能も充実しているため、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめる仕様になっています。 このゲームの魅力は、その高度な思考力と豊富な機能にあります。特に、江戸時代の名棋譜を楽しむことができる点は、将棋ファンにとって非常に価値のある体験です。強力なCPUと対戦することで、自分の腕前を試すことができ、さらにヒントや待った機能で学びながら楽しむことができます。初心者からプロを目指す方まで、幅広いプレイヤーにお勧めの一作です。