メトロイドプライム2 ダークエコーズ

前作とくらべて、アモが制限されるようになってあんまりパワービーム以外使えなくなりました。前作のあるビームが強すぎたので、いいバランスになったかもしれませんがやっぱり難しいです。 敵は本気で攻撃してくるので、無視したくてもできません。バイザーとかは、工夫されてると思いました。でも、エコーバイザーの使い道が少なすぎです。 グラフィックやBGMの方は相変わらずいいですが、前作と同じでセーブステーションが少ないので、難易度は高めです。

前作に引き続き(だって2だもんな)、操作方法や動き、オプションはほとんど変わらないので違和感なく操作できる。 ただし、シチュエーションがハードになっている。 GB_AD版のフュージョンで、殺された研究者達が　Xが憑依することによりゾンビのごとく生き返ってサムスに襲い掛かってきた　ように、 今回は惑星エーテルで消息を絶った銀河連邦ブラボー中隊の兵士達にイングが憑依しサムスに襲い掛かってくる。 この時の動きや音楽が前作以上に心臓に悪い。ひとりで夜中にこっそりやってようものなら、マジにシッコチビリそうになるのである。 絵には凄味が増し、音楽もよりドラマティックになりプレイヤーのドキドキ感は　シリーズ中最高であろう。 しかしながら　とってもとっても　物足りない部分もあるのである。 これはアメリカ製?なのかな??　日本製のような細やかさにかける所があるのだ。バグ探しで見つけたところを対処療法的に潰したとしか思えないように粗い所が所々あるのが許せない。だってメトロイド大好き人間は崖があれば降りたくなるし、ちょっとした傷や裂け目があるとボムしたくなるじゃないか。 また遠景に見える部分もとっても大雑把、ご愛嬌と言えばご愛嬌なのだが。そこここで死んでいる兵士達の動きや最後の音声レコード等々のシリアスなシチュエーションに比べ・・・・「ま・・いっか」的な所に違和感を感じるのは私だけではないはず。 　 しかしながら　次から次へと出てくるキャラ達・・・時々刻々と変わる状況が織り成すこの世界は、　先へ・・・先へ・・・と進みたくなる衝動を抑えることは出来ない。 ファミコン版メトロイドからはや**年、サムスアランは一体何歳になったんだろう? って　言ってる私ももう**才。

闇の世界って神トラかよとか、メトロイドのSF的にどうなんだとかツッコミどころはあるんですが、そうしてでも語らずにいられなかった開発者の「俺達のゲームを見てくれ!」という熱い叫びが(笑) 何か昔のパソゲーを思い出します。一作目でシステムを完成させて、続編や追加シナリオで持てる可能性を極限まで追及する。続ダンジョンマスターとか。 闇の世界だと立ってるだけでもダメージ受けるとか、もうね。それが嫌がらせで終ってないとこが最高。 2から買う人はいないと思いますが、メトプラ濃度がそうとう強烈なんで1作目プレイは必須。 でないと多分胸焼けします。

メトロイドプライムシリーズ全てに言えることですが、任天堂のゲームとは思えない程にグラフィックが良く、数年振りにプレイしてもやり始めてしまえば全く気にならない程。 スキャンバイザーのシステムが非常に素晴らしく、スキャン結果のテキスト量がとにかく半端ない。ステージの所々にある生物の死体から死因を調べたり、敵の記録を覗き見たりすることで、一層先の展開が恐ろしくも楽しみになって行きます。 戦闘システムも素晴らしく、通常のfpsとは違いプライムシリーズではロックオンのシステムがあります。ロックした相手を常に画面中心に留めることが可能で、ゲーム上級者、初心者関係ないプレイングが可能です。 なぜプライム2でレビューを書かせていただいたのか。プライム2では1と比較してみて難易度がやや高いです。ビームの弾数制限、ダークエーテルの存在。しかしそれらが一層メトロイドとしてのハードな緊迫感を感じさせてくれますね。 プライム2、絶対にオススメです。プライムシリーズは1〜3までwiiでも展開しているので、最新のwii uで全てプレイ可能です。ゲーム史上残る屈指の名作だと私は考えています。

先ず、前作と比べてプレイ時間が長くなっているし、グラフィックも若干綺麗になっている。難易度はそれほど上がっていない。 世界観、システム、物語性は良い意味で前作を継承している。 好きな人は買うしかないでしょう。 このシリーズやったことない人は勿論、前作からやった方がいいでしょう。 大人版主観視点ゼルダとも言えるこのシリーズ、ただのシューティング・アクションと思ってる方は是非プレイしてみてください。 謎きや探索アドベンチャーゲームが好きな方は、絶対愉しめると思いますよ。 「バイオ」が4でアドベンチャーと言えなくなった今、「メトロイド・プライム」シリーズはアクション・アドベンチャーゲームファンにとって、稀有な大人の世界観の傑作アクション・アドベンチャーゲームとなった。 また、ゲームなんて、反射神経使うだけで指痛いし面白くないという大人な方、一度騙されたと思ってこういう良質なアドベンチャーゲームをやってみて下さい。 謎を解いたり、探索したりして自らがが物語を進めて行く、これは、小説や映画では決して味わえない自分が物語の主人公になれる感覚であり、一度この感覚を味わった者はもう離れられない、究極のエンターテイメントだと叫ばずにいられないのである。