ワールドヒーローズ2のSFC移植版です。前作はスト2のパクリ感があったものの、今作では独自のシステムも加えられて「ワールドヒーローズ」という作品を世に知らしめました。当時ゲームセンターに置かれていた物とSFCでは性能差が大きかったため、スタッフは容量をやりくりしなければなりませんでした。が、この作品は容量差を克服したばかりか遊びやすい変更点もあり非常に楽しめました。 良い点や特徴 ・世界の偉人をモチーフにしたキャラクターを中心にプレイヤーキャラ14人+ボス2人。当時の格ゲーではかなり多い ・キャラが小さくなっているが、(とはいっても格ゲーのSFC移植はほとんどなってるが)グラフィックはSFC格闘ゲームとしては綺麗 ・ボタン設定を、アーケード使用の3ボタン(ボタンを押した長さで強弱が決まる)とSFC使用の5ボタンか決めることができる。3ボタンがやり辛かっただけにうれしい ・アーケード版は難易度がかなり高かったが、今作では敵のAIが易しくなっており遊びやすくなった。 ・ボスキャラであるDIOとネオギガスが裏ワザで使用でき、EDも用意されている。また、ネオギガスは全キャラに変身できる ・このゲームの最大の特徴である、投げ返し・飛び道具返しは斬新で面白い。 悪い点 ・BGMが貧弱(ただし格ゲー後期作品のSFC移植はゲーム部分に容量をつぎ込むため、ほとんどがそうである) ・OPがカットされている キャラクターや技が多くて楽しい作品となっています。良い点でも触れたように、ボタン設定や敵の強さ的にもかなり遊びやすく移植されているので面白いです。格ゲーが好きならやってみるのもアリだと思います!

NEOGEO版や、PS2版のオンラインコレクションのCPUの難易度の高さに泣かされてきたユーザーにとっては、ある意味貴重なソフト。画質、サウンド、BGM、いろんな面で、オリジナルに劣るのは、ゲーム機の性能そのものの、次元の差から、割り切って考えられる領域なので、逆にそこは、気にならない領域…。例えば、スポーツカーと軽自動車、サーキットで競争すれば、どっちが速いのかな?なんて話を天秤に乗っけるような人は、まずいないでしょ? それに、このソフトには、seesawモードなどの、SFCのオリジナル要素等も取り入れております。また、オリジナルと違って、難易度一番低くすれば、格ゲーやったことある人なら誰でも全クリ出来るようなソフトなので、ビギナーなユーザーには、ある意味貴重なソフト。と言えると思います。また、このソフトを発売してる「ザウルス」というメーカーは、NEOGEOソフトも何作か発売してるメーカーだから、余計によかったのかもしれません。同じSFC版の移植だった餓狼伝説を発売したTaKaRaのソフトなんかとは、一味も二味も違うと言えます。

ネオジオ版、並びにPS2のオンコレ版よりかは難易度が抑えられているうえ、裏技でネオギガスとディオが使用可能。 また、キャラクター達のカラーバリエーションも増えている。 SFCの少ない容量で此処まで出来るのに感銘を受けた。 ネオジオ版やPS2版の凶悪難易度に悩まされたプレイヤーは、是非、手に取ってみては如何でしょうか?

1と比べた時に目立つのがキャラクターの多さ! かなり増えたぞ! それと、操作性もよくなったし、スローテンポも解消された。 逆に1よりも悪くなった点は、キャラクターの大きさが小さくなった所。だから1が好きな人とアーケードゲームが好きな人には物足りなく感じると思う。

アーケードとNEOGEO版をカスカスになるまでやりこんだ世代です。 解像度の低さや音のしょぼさは妥協点ではありますが、ゲーム制が大きく違います…。 ハンゾウとフウマには専用のボタン連打コンボが用意されているのですが、本作では大幅弱体化、攻撃判定が短くなり、ガードされるとコンボ中に反撃されるくらい突進力がありません。 全キャラ共通してヒットバックが短いです。 ジャンプキックからの爽快なコンボは…残念なことになっております。 オリジナルNEOGEO版のコンボも入りません。 ディフォルトではゲーム速度がとても速いです、当時流行ったターボモード状態。 3段階中1にすると本家の速度になります。 ボタン長押しによる強・弱の入力受付時間が本家と異なります。 弱の入力受付が極めて短い、連打していても強入力判定される時も。 必殺技は出しやすいですが、総合的に見て、TAKARAの餓狼伝説SPの移植レベルよりも低いと断言できます…。