アクアノートの休日
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💡 アマゾンでのレビュー
まぶたの裏の世界
私はリアルタイム世代で、この作品の大ファンです。 プレステの初期作品です。 まだ土台がない3D時代に突入した当時の、自由な発想で作られました。 本来は名作と呼ばれる作品です。日本ソフトウェア大賞エンターテインメントソフト部門優秀賞作品です。 古い作品は特に、作品だけで無くゲーム史や当時の状況も含めて考えなければ、適切な評価は出来ません。 風の旅人の様な、アート表現に特化したゲームの原点の様な作品です。 また、海中をスキューバや潜水艦で巡る作品は、スマホゲー含め最近は複数ありますが、コレが家庭用ゲーム機の3D作品では全ての原点、元祖と言えるでしょう。 アートディンクと言うメーカー名の通り、アート嗜好が強いメーカーで、他にはネオアトラスや、A列車で行こうなどを手掛けています。 ゲーム内容自体は、海中を潜水艦で探索して地図を広げてゆき、様々な海洋生物と、音でコミュニケーションをとったり、海底遺跡や謎のオブジェクトを探してみたり、ブロックを積んで漁礁を建設し、仲良くなった魚群を呼び込んだり…などが出来ます。 (残念な事に、続編では漁礁モードが廃止されました。無くした事はファンには選択ミスだと言われてます) 潜水艦ホリディ号の操作ですが…車の運転と同じでセンスが問われるのかもしれませんが、私は慣れたら簡単に乗り回していたので、文句はないです。 ただ海洋生物にぶつからない様に心がけて下さいね、そこだけは大事です。 と言うか当時はバイオハザードなども出ており、そちらはラジコン操作がやりにくいと評判でしたからね… それに比べたらなんて事なかったんですよね。 今のゲームは本当に操作が楽になりましたね。 「まぶたの裏の世界」 今でも覚えている、このワードが全てを物語っています。 そのまま夢の中の世界の雰囲気なのです。 これを表現するには、実は現代の不気味の谷を越えつつあるCGよりも、当時の未熟なポリゴンの方が向いていると思っています。 非現実的な、違和感のある表現が、夢の中の様な違和感を表現するのに丁度良いのではないかと。 と言っても、当時はもちろんハイクオリティーでした。 もしかしたら、CGの発展をずっと見てきた世代でないと、分からないのかもしれませんが。 目的など無く、煩わしい人間も出て来ず、野暮なストーリーもありません。だから良いのです。 自分で考える頭が無い日本人には、マインクラフトなど目的の無いゲームは叩かれる事があって本当にガッカリしますが、人生と同じです、目的なんて自分で決めてプレイして下さい。
魚類の観賞や浮遊感を楽しむのんびりとしたゲーム
潜水艦に乗り、広大な海中を調査していく。 海中には104種の海棲生物(色違いを含む)や、海藻などが存在する。 決まったストーリーやミッションがなく、探索の経路などは自由。 舞台となる海中が非常に広大なのが特徴で、果てがないようにさえ感じられる。 広大なフィールドのほとんどの場所は、生物がいる以外に特別なものは何もないが、ごくまれに遺跡や奇妙な物体など、特別なものが置かれていることがある。 通過した場所は全体マップに記入されていくので、すべての場所を探索して、全体マップを完成させていくのが目標になる。 海中にいる生物は動きなどかなりリアルで、多い時には十数匹ほどが同時に泳いでいることもあり、なかなか壮観で、一見の価値はある。 水族館の水槽に入り込んでいるような感覚がある。 いちばんの難点は、潜水艦の当たり判定がわかりづらく、やたら地形に引っかかって、進めなくなることが多いことで、これは何とかしてほしかった。 海底などの地形ももう少し遠くまで見えるとよかった。 観賞魚や海の世界に興味のある人なら、やって損はないと思う。
ゲーム感覚より鑑賞に近い
このゲームは目的がなく、海中探索や魚達の動きをみたりするゲームというより鑑賞に近い。 PS初期頃の作品故にグラフィックもやや雑で潜水艇の操作もいまいち使いにくい。チュートリアルもないため自分で操作を覚えていく必要があります。ゆったりと海を眺めて和みたい方には良いと思います。
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