このゲームは発売当初意外な人気を博し、シリーズとしては珍しく、続編まで出た作品です。恐らくシリーズ最高傑作でしょう(個人的には)。 内容は哀しい事件からスナイパーライフルを手に握り復讐を誓った男の話です。まだ荒削りではあるものの、非常にクールな背景デザインや音楽と話の駆け引きがあり、制作者達のセンスの良さを伺わせます。画像が荒く、ちょっと強引なところもありますが、内容の良さがそれをカバーしてくれます。ゲームはグラフィックじゃないということを改めて認知させてくれたゲームでした。しかし話が短く、じっくりやっても2時間以内にクリアできる。(個人的にはだらだら引きずるよりもこうした締めのあるゲームの方が断然好きですが、恐らく他のゲーマーは違うのでしょう)話の前後にムービーがありますが、○や×やスタートボタンを連射してると飛ばしてしまい、話が分からないまま先に進んでしまうので気を付けて下さい。 余談ではありますが、本ゲームをプレイなさるときは、アナログショックコントローラを用いたほうが断然ゲームがやりやすくなります。 グリグリの右側を使うと、照準が早く動かせるので、制限時間のある中では、非常に有利です。十字キーだと、照準の移動が遅く、緻密な移動は可能ですが、ターゲットを探すときに求められる俊敏な動作には向いてません。(私はこれに気づかず、十字キーのみでプレイしてましたが、少し苦労はしたものの、なんとかクリアは出来ました) あと、StoryをクリアしてPracticeのおまけなどもクリアしていくと、エイリアンを狙撃できるモードが追加されるのがあり、結構おもしろかったので、やり込みみたい人は試してください。

声の出演が池田秀一という豪華なシンプルシリーズです。 毎話オープニング・エンディングムービーが挿入されTV番組を見ている様な気分が味わえますが、逆に自分でスキップしないといけないのでやや面倒くさい所があります。 システム上、ターゲットスコープと対象の距離感を測るのが難しいですが慣れしかないです。 ミッションでも比較的難しいリムジンタイヤ狙撃は車の曲がり角で待ち伏せて撃つとよく当たります。 乗ってるマフィアも途中で止まるので位置を覚えて撃つと確実です。 最終話は「来た!」の声が聞こえた直後に看板の足を完全に撃ち抜くと看板直撃でクリアになります。 欠点はチャンスが一度しかないミッションが多く、一発でもミスするとやり直しが多いところです。 妙に凝っていて二週目にはロードデータに再放送と表記され、三週目には異星人編になります。 なお、三週クリアでイラストモードが出現します。

一話一話に要するプレイ時間は非常に短く、またストーリーそのものも短い、内容も凡庸で名場面的なものも無いので、このゲームに対して純粋に狙撃の楽しさだけしか求めない人にしかお勧め出来ません。 飽きるのも早そうですし。 (でもストーリー後半、最後の二話あたりは結構アクロバティックな狙撃を要求され、それなりに楽しめます。) しかし、ゲームに割く時間が非常に短くて、それでも何かゲームをプレイしてみたいといった労働者(?)の方には多少勧められない事はないかな?

最近、某中古ショップでこれのスナイパー2(ちなみにスナイパー2はPS2です)と一緒に購入しました。スナイパー2の方でもリムジンのタイヤを撃ち抜く狙撃ミッションが難しく、こちらの方では終盤、リムジンのタイヤを撃ち抜き、車から出てきたマフィアを狙撃するという2段階狙撃を成功させないとクリアにならない。しかしスナイパー2に比べ、リムジンのスピードが遅い為、比較的タイヤを撃ち抜きやすいです。ゲーム内容もなかなか楽しく誰でもすぐに狙撃者、ゴルゴ13になれる。中古だとかなり値段もお安くなっているので、もし中古ショップで目にしたら是非、手に取ってプレイしていただきたいゲームです。

恋人の復習の為に仇敵を狙撃するというストーリー。声優にも池田秀一を起用、クールなヴォイスでゲームを引きたてる。しかし、何回もやり続けられるゲームではないのは確かだ。ガンアクションと併せて遊ぶとそれも無くなるかも…。