キャラクターにレベルがあり、お金を稼いで防具やアイテムを買ったり行く先々の町で情報収集したりという形のオーソドックスなアクションRPGです。 本作はファミコン時代のゲームながら非常にゲームバランスが良く、理不尽に死んだりはしないため現在でも楽しめるゲームかと思います。 バトルは風、火、水、雷の4種の剣ごとに異なるチャージ攻撃を基本に戦い、敵の種類や仕掛けによっては異なる剣に持ち替えて攻略していく感じです。 HPや状態異常の回復魔法、町へ瞬間移動するといった基本的な魔法もあり、さらには町の人に当てて眠らせる魔法、空を飛ぶ魔法などバリエーション豊かで面白い。 主人公の動きが滑らかで素早いのでサクサク進めるのも良い所ですね。 難点はレベルをある程度上げていないと敵への攻撃が効かなくなる事でしょうか。 やっとボスまで辿りついてもレベル不足でダメージが通らず稼ぎに戻る事もあり、この辺は少し面倒臭かったです。 他に厳しい部分は状態異常の凶悪さでしょうか。 毒は永続的にダメージを受け続け、麻痺は永続的にチャージが出来なくなりおまけにその状態ではセーブも出来ないので回復の魔法を手に入れるまではキツいです。 個人的には序盤に手に入るある靴の使い方がわからず悩んだのも厳しかったです。 これは魔法をセットしていると使えないという単なる仕様だったのですが。 王道ファンタジーものと見せかけて最後にアッと驚く真相があるのも良かった所。 多少の不満点はあってもストーリー、ゲームバランス共にファミコンのゲームとしては一級品かと思います。 セーブデータ数は二つで死亡時はタイトル画面からコンティニュー出来る仕組みです。 セーブのやり方はセレクトで開いたメニュー状態からスタートボタンです。 少しわかり辛いので一応。

アクションRPGの中では、今でも通用する出来だと思います。 グラフィックの美しさや、アクションの軽快さ、音楽の雰囲気。 デモシーンのアニメーションに感動したのを覚えています。 何より気に入っているのは、ストーリー。 リズミカルな冒険からやがてシリアスな真相へと加速していく見事な展開。 ただ、世界観がジブリとイースを足したような感じなのが、ご愛敬ですね。

ファンタジーアクションRPGです。 主人公は、火・水・風・雷の属性をチェンジしながら戦うのが面白いです。 グラフィック・キャラクターデザインも良いです。