エリュシオン ～永遠のサンクチュアリ～

『エリュシオン 永遠のサンクチュアリ(ニューベストコレクション)』は、横田守率いる「Terios」が企画・制作し、横田氏本人が原案・原画を手掛けた大ヒットPC用ゲームのPlayStation2版です。本作は絶海の孤島で繰り広げられる愛と憎しみの物語を描いています。 横田氏自らが描き下ろしたオリジナルキャラクター「シャルロッティ」が新たに登場し、さらにオリジナルシナリオやビジュアルも大幅に追加されています。メインヒロインは4人、隠しヒロインは5人おり、それぞれに固有のシナリオが用意されています。全シナリオをプレイすることで、ゲームの全容が明らかになる仕組みです。 本作の魅力は、何と言っても横田守氏の手による緻密なキャラクター描写と、感情豊かなストーリー展開にあります。孤島という閉ざされた環境で繰り広げられる人間ドラマは、プレイヤーを深く引き込む力を持っています。また、追加されたシナリオやビジュアルにより、PC版をプレイしたことがある方でも新鮮な気持ちで楽しむことができます。 このゲームは、豊かなキャラクター描写と奥深いストーリーが特徴です。愛と憎しみが交錯するドラマティックな物語を楽しみたい方に、ぜひプレイをお勧めします。

『エリュシオン 永遠のサンクチュアリ(ニューベストコレクション)』は、2003年5月1日にNECよりプレイステーション2用ソフトとして発売された本格的サスペンスアドベンチャーゲームである。本作は、PCからの移植作品であり、オリジナルキャラクターやシナリオ、ビジュアルが大幅に追加されている点が特徴だ。 物語は、理由も明かされないままアドリア海に浮かぶ孤島サンタ・マリア島に招かれた内科医・葛城遼一を主人公に展開される。彼は老人の主治医として島に赴き、そこでメイドたちとともに暮らすことになる。この設定のもと、様々な人間の思惑が錯綜しながら物語が進行していく。 ゲームの進行は、サスペンス要素が強く、プレイヤーは次第に明かされる謎に引き込まれていく。登場キャラクターたちの複雑な背景や心理描写が巧みに描かれており、プレイヤーは緊張感を持ってストーリーを追うことになる。 本作の最大の特徴は、その緻密なシナリオと深いキャラクター描写にある。サスペンスアドベンチャーのファンにはぜひ一度プレイを勧めたい作品である。このゲームは、プレイヤーを引き込む魅力的な物語と、追加された豊富なコンテンツにより、長く楽しめる体験を提供するだろう。

孤島の洋館で専属メイドを選ぶことに…。 と書くと、選択した好みのメイドととにかくいちゃいちゃ出来るゲームに聞こえるのですが、そのつもりでプレイすると度肝を抜かれます。 「恋愛シミュレーション」より「本格サスペンス」の方に近いです。 セガサタの「野々村病院の人々」や「慟哭そして…」等が好きな方にかなりおすすめ。 久々にやり応えのあるゲームが出た感じです。 続編が出たら絶対に買いたい良質作品。

メイドさんが出てくるから「このゲームは萌えるのか?」と思う方もたくさんいると思う。(私は思いました)しかし実際には相当ストーリーが濃い作品で、個人的なイメージで言うなら「孤島の中の洋館ゲーム」であると思う。 特徴的なのは2Dを使っての探索を行って進んでいく事で女の子を探したり行き先を探すために2Dのちびキャラをチョコチョコと動かして進んでいくことになる。 女の子1人にかかる時間は少なめだと思うが攻略できる女の子の数が多く、1人の女の子を攻略してもこのゲーム自体の謎が完全に解けない(女の子によっては謎など皆無になる子もいるけど)このゲーム自体の大きな謎を女の子1人1人攻略するごとに少しずつ分かって行くという方式なので全体的にはボリューム不足ということにはならないと思う。 星1つ減点なのは全ての女の子を攻略して1本になった話が自分の頭では消化し切れなかったことが原因です。

ある館に医者(主人公)がやとわれて、そこの住人達とすごし、謎に気づき、それを解いていく。かかわる女性によって、とける謎が違っていて、物語全体を把握するには、全部をみる必要があります。こういう風にくりかえしプレイが前提なので、面倒くさい感じはゆがめません。ゲームを楽しむのではなく、ストーリーを楽しむといったタイプと言えます。ストーリーは、宗教色が強いですが、“真実の愛とは?”と考えさせてくれる作品です。パソコン版に比べ、色気部分は取り除かれ、そして、重要人物のストーリーが追加されています。男女問わずにオススメです。