エルドラドゲート 7巻
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💡 アマゾンでのレビュー
黄金の都の扉を越えて
連作ユニットRPGと銘打たれており、7巻までで一つのゲームとして完結している。 小説や漫画などと同じようにゲームも連載作にしよう、という試みなのだろう。 レベルが存在しない、MPが存在しない、敵は金も経験値もほとんど落とさないと、RPGとして冒険的なことをしている。 とはいえ、魔晶石や合成といった独自の要素がターン性のコマンドバトルに上手く落とし込まれているので違和感なく遊ぶことができる。 それは新鮮さを感じられるものではないという欠点でもあるかもしれないが、短編として少しずつ楽しむことを前提にした本作ではちょうどよいバランスであろう。 戦闘のバランスはちょうどよくキャラクターごとに覚える特殊能力も使いでのあるものが多い。(ただ、キャラクターによって使いどころの微妙なものもある) ストーリーはオムニバス形式で進んでいき、 悪魔によって生み出された鬼神の魂を受け継ぐ主人公たちが、過酷な運命や自らの業によって打ちのめさる。 それを鬼神の魂に目覚めることで克服していくというのが基本のプロットだ。 脚本のメンバーを見ると、初期ウルトラシリーズで名高い上原正三氏が名を連ねている(2話「カナンへの試練」などに関わっているみたい)が、彼の手がけた章だけが突出しているのでなく、どの章のクオリティも高い。 (たまに脚本ミスっているなっていう話もあるけどね) シナリオの前半でよかれと思って失敗してしまう主人公たちが、鬼神の力で暴れまわって挽回していくのはパターンであるが小気味よくて楽しい。 各話でいくつか手に入るオーガストーン、巻ごと、複数巻ごとに集めることができ交換できるカードをはじめ、アイテムのコレクション要素も熱い。 意地の悪い隠し場所も多いが、インターネット黎明期の作品であることもあり、掲示板などでプレイヤー同士の情報交換を前提にしているためなのだろう。 ダウンロード販売も含めて、今から始めるにはつらい要素かもしれないけれども。 武具の合成はあまりにも奥深い(シナリオを十数回、何十回単位でやり直す必要がある)。 20年ぶりにプレイして思ったのは今やっても楽しめるゲームだということ。 万人が楽しめる作品ではないかもしれないが、刺さる人には刺さる、いぶし銀の良作といえよう。
痛いなぁ。。。
これだけ続くとファンは喜ぶかもしれんが、軽い気持ちで買おうとした場合、かなりの金が必要になるので痛い。だからといって「5巻だけ」とか「7巻だけ」とかいう風な感じで買ってたらストーリーが意味不明なものになってしまったり、ゲームバランスが悪くなったりするのでオススメできない。 ゲームの中身の問題というよりは、お金の問題でしょ。
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