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ロマンシング サガ -ミンストレルソング-

2位

10%

2005/4/21にスクウェア・エニックスからPlayStation2向けに発売されたロールプレイング・ゲーム(RPG)。システムを一新したロマンシング サガのほぼ新作と言っていいリメイク作品。

カテゴリ:ゲーム
タグ:PS2RPGレトロゲームPlayStation2プレステ2
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コメント

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💡 アマゾンでのレビュー

★★★★☆

ロマンシング・サガ ミンストレルソング

『ロマンシング・サガ ミンストレルソング』は、スーパーファミコンの大ヒットRPG『ロマンシング サ・ガ』の設定を元にリメイクされたロールプレイングゲームです。 本作では、シナリオの大幅追加はもちろん、キャラクターデザインやシステムなど全てを一新し、全く新しいゲームとして蘇っています。シナリオは、フリーシナリオシステムを採用し、プレイヤーの行動を限定・強要することなく、自由に自分だけの物語を作り上げることが可能となっています。また、テーマソングには山崎まさよし氏を起用しています。

★★★★★

ただいま、マルディアス

パワーアップしたグラフィック、システムでよりリアルに、生き生きと描かれたマルディアス。 この世界には緻密な設定が施され、そこに生きる人々の息遣いすら感じ取れそうです。 このゲーム、このマルディアスという世界に入り込み、自由に旅するゲームだと言えます。 とにかく出来ることが多い。 武器の種類は2倍に増え、スキルという新要素が加わった。 スキルを上げることで、あの場所に行ける!あの宝箱が開けられる! というゲームならではのドキドキは、実に楽しいものです。 イベントも増えて、最初のプレーではとても全部体験することなど出来ない。 バトルによって時間が経過するが、それがかなり速いので、あっと言う間に終盤が来てしまうのだ。 何より選択肢が豊富。 強力な剣を手に入れる為なら人殺しもできるし、あくどい事だってやっていい。 自由にできる。だからこそ、先ずは自由に歩けばいい。 スキルや術や武器のことなど、適当でOK。それで何とかなります。 チュートリアルが充実してるし、何から何まで最初から上手くやらなくても、十分クリアは可能です。 術なんて癒しの水あたりがあれば何とでもなりますし。 遊んでるうちに、全て飲み込むことができます。 そして、戦闘が楽しいゲームです。 BPや武器耐久力と相談して、どんな技をどの敵に使うか考えるのはいいアイディアです。 耐久力さえ許せば、強力な技もバンバン使えますし、連携もつながりやすくていい感じです。 ただ敵が非常に強いです。特に序盤から中盤は大変。 旧作をプレーしたとき、感じた思い。この世界を、自分が旅しているような感覚。 何よりこの点に重きが置かれ、リメイクされたような気がします。 旧作を遊んだ方も、そうでない方も、是非このマルディアスをぶらり旅してみてはいかがでしょうか?

★★★★★

これぞ本物のRPG!

サガフロ2、アンリミ地に落ちてしまったサガシリーズですが、このロマサガ1のリメイクは、まさにロマサガの味をそのまま残した素晴らしい作品に仕上がっています。 ロマサガといえばフリーシナリオで、自分の好きなキャラを仲間にし、好きなシナリオを遊ぶことができます。 最近のRPGは、作者のべたべたな自己満足的なシナリオを強制し、「どうだ、すばらしいだろう。感動しろ」と押し付けるものが大半ですが、この作品は本当に自由な世界を実現しています。 仲間は全員女性キャラがいい! このラブリーな少女を格闘家に育ててやる! 男は仲間に入れたら身包み剥いで即追い出す! 困っている人たちがいても、気に食わなければ放置! (放って置けば自分たちで解決するか、そのうち滅びます) もちろん、問題なくクリアできます。 素晴らしかったのはアイシャのシナリオ。 冒頭では弱弱しく、仲間もいないため、すぐ死ぬのですが、そこにムカつくキザ野郎が助けに来て、シナリオが進みます。 しかし、ひたすらリセットを繰り返してアイシャを死なせずに進めると・・・(詳しくはナイショ)。 普通のRPGなら異常に強い敵が登場し、強制敗北死になるところでしょう。 「オレのシナリオで感動しろ」と、クリエーターが強制するところでしょう。 しかし、ロマサガでは何でもありです。これが本当のRPGの姿でしょう。 自惚れているゲームクリエーターの人たちに、プレーして欲しいものです。 なお、スーファミ当時のおバカで笑えるセリフもそのままです もしかしたら、バグやハマリもそもままかも・・・それも一緒に楽しんでください。

★★★★★

難解なシステムを理解できたら、もうそれは夢中になるゲーム。

義勇軍の子供たちからのテキストで一応のチュートリアルはありますが、攻略情報を得ないと、全容が理解できないでしょう。 最大のポイントは、全てのイベントを消化するには、ダンジョン等で「極力戦闘をしない」ことと、避けられないボス戦でいかに「技をひらめくか」です。 主人公8人をすべて消化しましたが、いまだに手に入れられない武器や装備や技がありますが、かといって不満がないほどに充実した内容です。 5人の枠に対してのパーティー参加キャラ(8人の主人公やモブキャラもいれば時期限定や離脱すると復帰しないなど様々)の多さや装備や技のバリエーションの豊富さも申し分ありません。 とくに装備武器の違いはきちんと表現され、戦闘も「神からの恩寵(攻撃はもちろんライフ回復も低確率で発生)」や連携や加撃などのバリエーションがあり、あきさせません。 ただし、LIFEポイントが0になるとキャラクターは消滅する点は良い意味で、『ウィザードリィ』も継承する王道RPGでもあります。 世界観もマップや人種(亜人など)や神々も含め、しっかりと作られており、物語の本筋やサブクエストにも反映されています。 ある意味、理解度が足りないと、放り投げてしまう部類のゲームだと思います。 大事なのは、レベル上げはしないこと、マップアビリティーを優先んし、キャラに応じて、スペル、アーツ、スキルを選定し、欲張らないとジュエルがいくらあっても足りないでしょう。 最初は、キャラチェンジは極力避けて、5人に集中しましょう。 あとは、トライ&エラーの繰り返しがゲームを有利にしますので、クイックセーブと最終戦の前のクリアキャラデータ(制覇マップをチュートリアルとして)は保存しておきましょう。 長々書きましたが、その魅力と基本的なゲームチュートリアルは、まだまだ、あります。 難解なゲームシステムと綱渡り的なぎりぎり感と運を感じたい方には、絶対にお勧めできる、素晴らしいゲームです。 ちなみに、何人かのゲーム実況系ユーチューバーは「「一生遊べるボリュームと楽しさ」と表現していましたが、同感です。

★★★★★

難度がやや高いものの、完成度は高いです

難点も多少ありますが、総合的にはいいできだと思います。 まず、難点を先に書きます。 ■難度がやや高め レベル制ではなく、戦闘を重ねるごとに各能力値が成長してゆくといったシステムなのですが、雑魚敵のなかに、かなり強力な中ボス級の敵がまぎれていることがあり、そういうのに出会ってしまうと、かなり厳しい場合があります。 また、基本的にクエストなどをこなしてお金やジュエル(スキルポイントのようなもの)を稼ぐのですが、反面、雑魚敵からはほとんどお金もジュエルも期待できません。 以上の二点が難度を高めにしていると思います。 でも、難点はそのくらいです。 いい点のほうが多いので、いい点を簡単に書きます。 ■主人公を8人のなかから選べる マルチエンディングではありませんが、主人公ごとに多少異なったフリーシナリオが楽しめます。 他にも仲間になる登場人物も多く、自由に最大5人のパーティーを形成することができます。 ■必殺技を閃く 従来のロマンシングサガシリーズのシステムを継承し、戦闘中に必殺技を閃きます。 武器種は約15種類もあり、武器種によって異なった必殺技を閃きます。 ■リプレイ・周回特典 クリアデータを引き継ぐと、1回目のプレイでは発生しなかったイベントや、周回特典などがあり、主人公が8人いるということもあって、2周、3周と楽しめるようになっています。 その他、実に細かいいろいろな要素があるので、1周目をクリアした人は、ぜひ攻略サイトなどを参考に、未知のイベントなどに挑むと楽しいと思います。

★★★★★

周回プレイのススメ

各キャラ一巡し八周しました。 このゲームは周回プレイが前提であると言い切っていいと思います。 私の感覚では、攻略情報なしで始めて一周目で味わえるのは用意されたゲーム内容のせいぜい六割程度。 ゲーム内の指南役が教える事をきちんと理解し、周を重ね試行錯誤することで九割近くには持っていける。 で、情報を得れば九割八分、残りの二分はわかっていても常識外れの根気と運が要る、といったところしょうか。 この周回プレイを助けているのがクリアデータを重ねて次周に引き継げる要素があること。 イベントをこなすと報酬として金とは別に「ジュエル」がもらえます。 これはキャラクターの育成に必要なもので、あればあるほどいいのですがこの報酬としてのジュエルの数はそれまでのイベント消化数に応じて計算され、これが次の周でもリセットされずに引き継がれていきます。 ゲーム内のキャラクターは勿論皆一から冒険が始まるのですが、この加算があることで周を重ねる毎に貰えるジュエルの数は増えていき、最初は100程度だったのが同じイベントでも八周目になると600〜800程度にもなります。 他にも職業に当たるクラスが一度経験していれば上級でも次周で最初のキャラ選択の時点から使えたり、最初の周で行われていた解説がスキップされたり、その周で立てたフラグにより次周でイベントが起きたりと、プレイヤーに対し有利なことがほとんどです。 勿論そんな面倒なことをせず一周だけでもプレイ時間が物足りないなんてことはなく、むしろ一番時間がかかり厄介なのが一周目である可能性も大きいかもしれません。 このゲーム、自由度が高いとは言っても実際はひたすら戦闘をすることになり、イベントの順序とこなせる数が変わるだけです。 しかしキャラの育成については制限がありません。 個々のキャラに一応傾向は持たせてあるもののパラメーターには上限があるため結局は終盤ほぼ横並びになり、一部固定された数値以外は自由な方向に持っていけます。 ハゲの大男を魔法専門にすることもできるし、華奢な少女に巨大な斧をぶん回させることも可能。 魔法(術法)は店で買って誰でも装備することができ、武器防具にも多少の向き不向きはあっても装備できない、役に立たないなんてことはない。 武器には個別のビジュアルモデルが用意されているうえ剣や槍などタイプ毎にそれぞれモーションが異なる固有技が多数あり、さらにキャラの性別や体格によってもそのパターンが変わるという凝りっぷり。 この点の自由度は逆にいえばプレイヤーが好きなように縛りを設けられるということでもあり、私は例えば武器のデザインを重視してたとえ威力が低くてもそのキャラに似合っていればラスボス戦まで持ち込んだり、キャラの設定に鑑みてそぐわない武器は決して持たせなかったり、カッコ悪いモーションの技は封印したり、なんて基準でプレイしていました。 ちなみに武器には「改造」と言った要素があり、ある程度までは手間をかければ強化が可能であることもこの縛りプレイに貢献しています。 勿論これらの点は戦闘シーンが非常にテンポのよいものであり、繰り返しても飽きがきにくい爽快感を持っていることによるのはいうまでもありません。 パーティに迎えることができるキャラは数十人に上り、それぞれ個性的な容姿を持つうえ生活基盤の設定を持つことで参加条件も話しかけるだけの気軽なキャラから複雑なプロセスを経なければならないキャラまで様々。 仲間になりそうでならないキャラ、モブキャラかと思いきや仲間にできて意外な能力を発揮するキャラ、二周目以降で登場するキャラなどまさにこの辺も周回しろといってるようなものでしょう。 中には序盤でしか仲間にできない傭兵的扱いの名無しキャラも数人おり、彼らは一部の数値が極端に低く最終まで導くには大きな苦労が伴います。 私が彼らを使って縛りプレイをしたのはいうまでもありません。 シリーズ特有の理不尽さや一部システムの雑な完成度は無視できず私も何度舌打ちをしたかわからないほど。 しかしそれを補って余りある魅力がこのゲームにはあるのも事実。 フリーシナリオと謳われる進行の自由度は思ったより感じられなくても、どんなゲームか理解すればそのプレイスタイルには大きな自由があり、相性が合えば周回プレイが苦にならないどころか次周次々周まで計画を立ててプレイすることもあり得ると思います。 最後に周回プレイで印象的だった点をいくつか。 それぞれのキャラクターには導入から専用のイベントが用意されており、また共有イベントにおいても別視点で臨むことがあるなど周を重ねることで徐々に作品内世界の全貌が見えてきます。 エンディングではイベントで関わった人物とともにプレイした主人公キャラクターの結末が描かれ、場合によってはバッドエンドかと思わせるほど釈然としないこともあります(分岐したマルチエンディングはありません)。 八人全てのキャラでクリアするには相当な時間がかかるのですが、しかし達成すればエンディングに追加部分があり、それを見れば長かった苦労が報われた、と実感することになるでしょう。 他にはSFC版で会話すらできなかったあるキャラに今回大きなイベントが用意されており、クリアしたときの達成感は凄まじい上そのイベント内容も胸を打ちます。 さらに今回加わった中に異色の成長をする新キャラがおり、このキャラクターには通常辿り着くのが難しい隠されたイベントがあります。 情報なしのプレイが身上の方もここはひとまずそれを曲げていただいて、是非そのキャラの結末を見届けて欲しいと思います。

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