グランディアIII
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💡 アマゾンでのレビュー
グランディア3
『グランディア3』は、大冒険活劇RPG『グランディア』シリーズの第3弾となるロールプレイングゲームです。 海のきらめき、広がる空、雲の流れ、彼方まで見渡せる大地の輝きなど、新開発グラフィックエンジン「N3」によって形成されたフィールドでは、これまでムービーや止め絵でしか表現できなかったビジュアルを、精密かつ美麗に表現しています。 【オリジナルスタッフと新たな才能が集結】 総監督:高橋秀信、映像監督:金田龍、キャラクターイラストレーション&2Dフェイスグラフィックス:吉成曜、メインシナリオライター:はせべたかひろ、CGプロデュース:倉澤幹隆、音楽製作:岩垂徳行
落ちた瞬間
待望のグランディアの新作ということで期待いっぱいで予約購入しましたが… ひどく裏切られました。 星2つつけたのは音楽(挿入歌を含む)とキャラクターデザインとグラフィックの美しさです。 このゲームでの一番の問題はやはりキャラクターボイスです。 ポリゴンでは細かい表情が伝わり難い分、ボイスでプレイヤーに感情移入させるべき所にプロを起用しなかったのがこのゲームの落ち度だと思います。 正直、前作のようなベテラン声優を使えばストーリーの悪い部分も少し補えたのでは? 男性キャラはそこそこ聞けますがヒロインを筆頭にミュージカル的な台詞読みの女性キャラ(ミランダを除く)は笑えるを通り越してムービーが多い分苦痛になってきます。 ストーリーは冒険するキッカケからラストまで謎だらけ。 仲間との出会いと別れの描写が大雑把。 別れたキャラが最後まで出てこないので主人公が冷たいキャラに感じ、仲間になったキャラは何故最後まで一緒に旅をする事になったのか不明。 あのキャラはいったい何処に?といいたくなる所も多々アリ。 そもそも主人公の扱いが酷すぎる。 どうみてもヒロインに振り回されている青年。恋は盲目状態。 (シリーズ定番の主人公専用の剣の入手イベントすらないので影が薄すすぎて最終的には不憫に感じてしまいます。) 戦闘システムは悪くは無いが、ボス並の強さの雑魚モンスターに嫌気。 不意をついてもつかれても最終的にはこちらが不利になり、ハンデが付いているとしかいいようのないIPゲージ。 空中コンボはレベルが上がっても変化がなく、終盤には全く使われなくなるところが残念。 細かく作りこまれた作品なので綺麗だが、観ることを楽しむよりもストーリーを楽しみたかったです。 初グランディアという方は楽しめる作品かもしれませんが、シリーズのファンには残念な作品になったと思います。 次の作品で名誉挽回してくれることを願っています。
シリーズファンとしては…
まず本作は、ムービーを多用するタイプのRPGなのでこの種の作品が嫌いな人からの拒否反応や声優に関する批判も多く聞かれますが個人的にこの種のRPGも嫌いではなく声優についても極端に酷くなければ気にならない方なのでこれらは特にマイナス要素にはなりませんでした。 (人によっては本作は極端に酷いと言うかもしれませんが…) それでも評価が低くなった最も大きな理由は「プレイ中、主人公に感情移入が出来ない」という点にあると思いました。 本作のストーリーは完全にヒロインとその兄を中心に回っており主人公の存在が極めて薄くなってしまっています。 そのヒロインも序盤こそ可愛らしさも見えるのですが途中からは少々ヒステリックなシーンばかりが目についてしまい… 良い部分もたくさんあるだけに、なぜ、こんな中途半端な出来になったのか残念で仕方がありません。 [良い] ・シリーズを継承した戦闘システム ・グラフィックのクオリティ ※個人的には特に背景(自然)の描写 [悪い] ・間違いなくボリューム不足 ・シナリオが薄っぺらい ・キャラクターの魅力を引き出せていない ・オマケ要素、やり込み要素が希薄
うーん…
最初の村の時点ではかなり面白いと思った。街の中を歩いてるだけで楽しいっていうのがやっぱりグランディアだと思う。 ただ、進むにつれて良くない面が目立っていったような…。 良かった点 ・会話が楽しい。RPGで、街の人と話したくなるっていうのは貴重だ。 ・映像は結構綺麗。ムービーは総じて多めだけど、2にあったような無駄なものは無いと感じた。 ・戦闘システムの出来自体は良いと思う。コマンド選択時にアドバイスしてくれるSASも良かった。後半は雑魚戦でも難易度が非常に高いが、セーブポイントは多いので問題無いのか。 悪かった点 ・自由度が低い。飛行機を使えるようになっても、行ける場所はストーリー上の流れに沿った所ばかり。物語の設定上からも、広い世界を夢見ていたのにガッカリ。 ・キャラの育成にも疑問。いくら行動力を上げても雑魚にIPゲージ追い抜かれるとかありえない。装備品も貧弱で、レベルボーナスも低い。とにかく能力が上げづらい。後半戦のつらさは、敵が強すぎるんじゃなくて味方が弱すぎる感が強い。 ・皆言ってるけど、やっぱりキャストが…。これのせいで感情移入できなかった。テキストのみのシナリオの方が楽しかったです。普通に本業の声優さん使ってください。 なんだか、製作者が本当にこんな作品を作りたかったのかが疑問。うまく作れば名作になってもおかしくない気がするんだけど…。 キャラが育たないからやり込む必要性も感じられないし、全てにおいてチグハグな印象。 私はゲームを売ったことは無いんですが、つい検討してしまいます^^;
先制出来ないゲー
RPGでストーリーやグラフィックなどは確かに重要な要素ですが、もっとも多く時間を取られるのが戦闘だと思います。 そしてこのゲームの戦闘は、つらい。 とにかく敵の行動が速すぎて、不意打ちをしても、こちらの行動順を追い抜いて先制されます。 先制されてこちらの行動がリセットされようものなら、敵の行動のほうが速いせいで連続で行動され、それが麻痺や眠りなどの状態異常付与だった時は、死ぬまで殴られまくることも。 中盤くらいまで投げずに頑張れば、少しずるをしてまともな戦闘が出来るようになりますが、攻略本やサイトでも見ないとわからないレベル。 さらにdisk2に変わった瞬間から異常に敵が強くなるので、disk2で投げた人もたくさんいると思われます。 ストーリー、声優、テンポの悪い大量のムービー挿入、サイコな主人公に情緒不安定なヒロイン、まさかの理由で離脱する仲間など… プレイヤーの心を折りにくる要素満載の作品となっております。 ただ、中盤からの少しのずると、元々搭載されてるシステムをうまく使えば、別のゲームと言っても良いレベルで爽快な戦闘が楽しめるようになるので、わずかに残されたその希望分★一つおまけです。
グランディアシリーズ最終作にして最低レベルの物語
まず物語が完全に詰んでいる。 今までのグランディアは冒険活劇を主体的に描き、世界の謎や未知の事象に挑む主人公達の活躍を色鮮やかに表現していた。 が、今作では飛行機がメインで大陸を冒険する部分は殆ど移動だけと言うお粗末さに加え、どこぞから取って付けたような謎の化け物とその妹の問題に巻き込まれていくだけと言う低俗な物語が展開される。 物語の主要な演出は殆どムービーで熱い展開も1や2に比べるとさほど無く、常に盛り下がりながら物語が終了します。 戦闘システムはエクストリームより劣化しており、謎の空中コンボが突如追加導入されているが、ほぼ無意味。 技等のエフェクトも殆どブラッシュアップされておらず、映像のクオリティだけが高度化されただけ。 音楽は岩垂氏で定評のある音楽がテンポ良く導入されているのがせめてもの救い。 ユウキと呼ばれる主人公は意味不明な位、空を飛ぶ事に執着しているのだが、全く以って感情移入しにくい上、物凄くチープな理由なので理解したくない。 今までの主人公の中で最も感情移入できないキャラで、存在自体が空気状態。 他の仲間も特に注目するようなキャラもなく、 唯一ユウキの母親と言う初期キャラが異常な若さでどう考えても姉の設定だろと突っ込むくらい年齢が分からない。 しかも途中永久離脱するという残念キャラ。結構使える技を持っているのに抜ける。しかも仲間キャラと結婚します。 つまり2人完全に抜けます。 RPGとしては凡作で、グランディアと呼んで良いのはエクストリームまで。 エクストリームも物語が結構詰んでる方だが、あれは戦闘と成長に特化した作品なので方向性が違う点でギリギリ合格点と言える。 既にガンホーに売却されおそらく二度と復活する事はないシリーズだけに、1の衝撃と感動、2の神秘性とWヒロインの斬新さから見れば、最悪と言っても過言ではない作品に仕上がっている。 最後に、音楽だけは抜群なので是非とも岩垂氏のアルバムは聴いて欲しい。
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